本格的な夏に入りましたが、皆様の健康が守られますように、お祈りいたします。

良く眠り 睡眠時間 確保して 夏バテ防ぎ 快適生活

さて、昨日の21章の最後のことばは、素晴らしかったですね。

「主がイスラエルの家に約束されたすべての良いことは、一つもたがわず、みな実現した」(2145節)。

主は真実な方であり、約束されたことをすべて果たされるお方です。感謝します。

今日の22章では、ヨルダン川の東側に割り当て地を持つ2部族半が、いよいよ、彼らの相続地に帰る時が来ました。

ヨシュアは、2部族半の人たちを呼び寄せて、彼らの労をねぎらいました。「今日まで、この長い間、あなたがたの同胞を捨てず、あなたがたの神、主の戒め、命令を守ってきた。」(2節)。こうして、2部族半は、別れを告げて、ヨルダン川の東にある自分たちの割り当ての地に帰って行きました。

その後、2部族半がヨルダン川の東側に帰る途中で、ヨルダン川のほとりに大きな祭壇を築きました。これが深刻な問題を引き起こしました。主がイスラエルの全部族の中からただ一つの場所を選び、その場所でのみ祭壇を築き礼拝を捧げるようにとの主の命令に逆らう事態が起こったからです。ヨルダン川の西側に相続地をもつ10部族の代表があつまり、祭司ピネハスを団長とする調査団を送ることにしました。(10節~20節)。

調査団が到着して、ヨルダン川の東側に相続地をもつ2部族の代表者の説明を聞きました。その結果、この祭壇は、決していけにえを捧げるためのものではなく、ヨルダン川の西側に相続地を持つ人たちが、子々孫々に至るまで、ヨルダン川の東側に相続地を持つ人たちを主への礼拝から排除しないための記念の祭壇であることが判明しました。それで、ヨルダン川の西側に相続地を持つ人たちの代表者と祭司ピネハスは、その説明に納得しました。そして、問題は解決しました。この祭壇は、「まことにこれは、私たちの間で、主が神であるという証拠だ」と呼ばれるようになりました。

最初、この噂(うわさ)を聞いた10部族の族長たちは、ヨルダン川の東側に相続地をもつ2部族半が反逆の罪を犯したのではないかと思い、彼らといくさをするために、全会衆がシロに集まりました(12節)。それほど、深刻な事態を引き起こしましたが、10部族の族長たちは冷静に判断して、祭司ピネハスを団長として調査団を送ることにしたのは賢明でした。もし、10部族が噂で判断し、戦いに出かけたなら、もっと、深刻な事態を招いたに違いありません。

今日の個所は、私たちに、どのような噂を聞いても、それで判断せずに、直接、当事者にあって真意をただすことが必要であることを教えています。また、ヨルダン川の東側に相続地をもつ2部族の代表も、あらかじめ、誤解が起こる事を予測して、事前に10部族の代表に説明をしていたら良かったということをも教えています。

いずれにせよ、あれほど、結束を保っていた12部族が、ひとつの出来事を通して、お互いに戦う事態に入るかも知れないという信頼関係のもろさも見えるように思います。私たちは、もっと、お互いに信頼関係をもつ必要があります。サタンは、私たちの弱さを見抜いて、誘惑してきます。常時の備えの祈りの中に、主の民として、お互いに邪推することなく、信頼関係を保つための主の守りがあるように、お祈りする必要があります。

清宣教師