きょうは、メンズ会の皆さんと一緒に、太白山頂に登りました。途中から汗びっしょりになっているので、爽やかな風が絶えず吹いてくるので心地よく助かりました。山頂で美味しいお弁当をいただきました。祈祷委員長の柳津大治さんと共に、世界と日本と教会の兄弟姉妹のために祈りました。それから、聖歌480番「輝く日を仰ぐとき」の「そびゆる山に登りて・・・」を賛美しました。いま、ちょうど良い季節です。

さて、今日の個所は、1節―8節:ダビデはヨナタンとの約束を果たすため、サウロの一族の消息を調べることにしました。しかし、当時の世界では、新しい王朝が立てられた時は、王朝の安定のために以前の王朝の血筋にあるものは、処刑されるか、遠くへ追いやられるのが当たり前の世界でした。サウルの家に仕えていたツィバは、ダビデ王からの召しがあったとき、非常に緊張したものと思われます。さらに、サウルの家の子である、ヨナタンの子の消息を訊かれた時、ツィバの心の中はどのようなものだったのでしょうか。それは不明です。ただし、ダビデとヨナタンが無二の親友であることを知っていたとすれば、ダビデのことばをそのまま信じて、平安だったことと思います。しかし、サウロの家に仕える者として、一方的なサウロのことばをつねに聞いていたとすれば、とても、不安だったに違いありません。

ダビデは、ツイバから聞いてヨナタンの子のメフィボシェテを召し出しました。そして、メフィボシェテに優しく語りかけ、サウルの地所の全部を与え、さらに、いつも王の食卓で食事をする特権を与えました。ダビデ王の前に出るまでは、メフィボシェテの心の中には生命の危険とものすごい不安があったことと思います。しかし、一転して、途方もない恵みに与りました。

これは、私たちのことを表しています。創造主なる神様からすべてのものを与えらえていたにもかかわらず、神様に背いて生きてきた私たちが、その罪を赦されて、すべての祝福と神の子としての特権に入れられたのです。永遠のいのち、それに、御国の相続の特権を約束されたのです。それに、王の王である主の食卓にあずかる特権が与えられたのです。明日、主の晩餐があります。これは主の食卓に招かれていることを確認するためのものでもあります。感謝します。

9節―13節:ダビデ王は、大家族のツィバにサウル家の土地を耕して収穫物をもって生計を立てることを許しました。また、メフィボシェテには、ダビデ王の王族のひとりのように、ダビデ王からの支給で生活がまもられました。メフィボシェテにはミカという小さな子がおりました。メフィボシェテは両足が萎えていましたが、王の食卓に連なり、エルサレムで生涯をおくることになりました。みなさんは、その後のことが気になりませんか。メフィボシェテの別名は、メリブ・バアルでした。小さな子は、成長して、多くの子孫を持つようになりました。歴代誌第1940-44節には次のように記されています。「ヨナタンの子はメリブ・バアル。メリブ・バアルはミカを生んだ。ミカの子は、ピトン、メレク、タフレア。・・・・(中略)・・・・」。ダビデの恵みはイエス様の恵みを表しています。私たちは、途方もない主の恵みを感謝します。「イエス様の恵み」、祝祷の中にある一節ですが、途方もない祝福です。

清宣教師