きょうの午後は、美田園第2仮設の集会があります。楽しみです。
さて、ソロモンは、エジプトの王パロと互いに縁をむすび、パロの娘をめとりました。巨大なダムの決壊も最初の小さな穴から始まります。パロの娘との結婚はソロモンの統治を蝕むことになります。しかし、一方では、ソロモンの治世の素晴らしさが記されています。主を愛し、ギブオンで全焼のいけにえを捧げました(3節、4節)。その夜、夢の中で主がソロモンに現われて、願い事を求めるように言われました(5節)。そこで、ソロモンが求めたものは、「善悪を判断して主の民を裁くために聞き分ける心」を願い求めました(9節)。それは主のみこころにかない(10節)、神は、ソロモンに対して「知恵の心と判断する心」を与えると約束されました。それとともに、「富と誉れ」も与えると約束されました(13節)。こうして、主からの賜物によりソロモンは知恵をもって民の訴えを裁くことができるようになりました。
ソロモンの知恵の実例が紹介されています(16節―27節)。ふたりの遊女が王のところにきて、その前に立ちました(16節)。二人の女は三日の違いでしたが、こどもを産みました。しかし、一方の女は眠っている間に誤って子供の上に伏して死なせてしまいました。ところが、朝になって、両方の女が生きている子が自分の子であると主張したため、裁判になりました。ところが、決定的な決め手がないため、決着がつかず、今で言えば最高裁にあたる王による裁判となったわけです。そこで、王はその生きている子を二つに断ち切り、片方の半分をこの女に、もう片方の半分をあの女に与えるという判決を下しました。これはどちらの主張も平行線なので、平等に二つに分けるということでした。この判決に対して、ひとりの女は、その子をあの女にあげてください、と言い、もう一人は判決の通りに断ち切ってください、と言いました。それで、ソロモン王は、最初の女こそ、生きている子の母親であると宣告しました。本当の母親なら、その子のいのちを助けることが最優先であるはずです。こうして、ソロモンは神様からいただいた知恵によって、難問をものの見事に解決しました。
先ほど、美田園の集会から教会に帰ってきました。今日も、主のみことばを語る機会が与えられて感謝でした。「あなたの人生の説明書:聖書」というテーマでお話ししました。メッセージのあと、高奈美香さんのオリジナルソングで、神様のみことばの光が、私たちの人生を導いて下さる、というような内容で、メッセージにピッタリでした。深い感動がありました。最後に、司会をしてくださった佐々木歩さんが、人生の説明書(聖書)との出会い、その出会いによって今まで多くの導きを与えられたことを短く証ししてくださいました。これらすべてのことが働いて、美田園仮設の参加者の方々の心に、聖書またイエス様を求める思いが与えられますように、お祈りください。
それではまた。
清宣教師