きょうは、歴代誌第1、8章ですが、やはり、系図の続きです。
ユダ部族、レビ部族に次いで、系図の中で重要視されているのがベニヤミン部族です。
きょうの8章は、ベニヤミン部族の系図の詳細が記されています。
33節―40節はサウル家の系譜ですが、33節~38節までは、9章39節―44節とほぼ同じ内容になっています。
聖書の系図というと、長男から長男へと、1本の糸でつながっていますが、実際には、私たちは、つねに、父と母の二人がいて私が初めて存在します。私の父についても、必ず、その父と母がいます。私の母についても、その父と母がいます。つまり祖母と祖父ですが、その祖父と祖母にも、それぞれ、その父を母がいます。ですから、1代さかのぼると、二人、2代さかのぼると、4人、3代さかのぼると8人、4代さかのぼると16人、・・・・どんどん、その数が増えていきます。10代さかのぼると1024人、20代さかのぼると、1048576人、になってしまいます。つまり、実際には、20代さかのぼると、先祖は20人ではなく、104万人にもなってしまいます。聖書にはこれだけの名前を記すことが出来ないので、長男だけの省略図ですが、ほんとうは、このうち、誰ひとりかけても、「わたし」という人格はそんざいしなかったのです。そう考えれば、日本人はみな親戚関係となります。もっとさかのぼると、究極的には地球の全人類が親戚関係になります。私たちはアダムの家系であり、アダムは神の子であり、わたしたちはみな、肉にあってはアダムにあって、神の家族です。しかし、霊においては、主イエス・キリストにあって神の家族とされた者です。肉のいのちは神の国を相続できません。ただ、霊のいのちだけが神の国を相続するのです(ヨハネの福音書1章12節、3章5節参照)。