①1節~9節では、創造主の栄光の御姿を描いています。また、地球上に、深い海と高い山が出現する様を描いています。
②10節~28節では、大地の上に、山や谷や野原が形成されて、そこに木々が生え、家畜のためには草が、人のためには役に立つ植物が生えます。そして、鳥たちや家畜や野の獣などがそこに住む姿が描かれています(10節―18節)。そして、、太陽や月による、季節や1日のリズムが、動物たちの生活のみならず、人間の生活にリズムを与えることが描かれています(19節~23節)。そして、24節で、これまで述べてきたことをまとめて、創造主のみわざがいかに知恵にみちたものであるかと讃嘆しています。そして、全地は創造主の作品で満ちていると告白しています。そして陸地だけでなく、海に住む生き物も含めて、すべての生き物はみな、創造主のご計画の中で食物が与えられて生かされていることを描写しています(24節―28節)。
③29節~35節では、いのちある生き物はみな、創造主の息(霊)によって生かされており、神の裁きにより、いのちの息(霊)が取り去られる時、彼らは死に絶えます。しかし、それで終わるのではなく、主が再び、御霊を送られることにより、全地は、新しいいのちに満ちるようになります。そして、新しい世界には、もはや罪人も悪者も、ひとりたりとも残ることはないのです。
創造主のご計画は、祝福に満ちた世界でした。すべてが整えられて、すべてが、『非常に良かった』(創世記1章31節参照)、という輝きに満ちた地球でした。そこは創造主の作品に満ちており、どれもこれも、無限の叡智に満ちた作品でした。膨大で豊かな多様性に満ちた、生き物の世界でした。想像してみて下さい。青草に満ちた大草原を、キリン、シマウマ、ライオン、バッファロー、・・・が走っています。互いに噛みあうことなく、助け合い、仲よく、住んでいます。ウサギも、オオカミも、ヒツジも、ネコも、・・・仲良く暮らしています。無数の鳥たちも、昆虫も空を舞い、森林の木々の中に帰るべき家があります。アルプスの花咲く草原のように、ハワイの花園のように、世界中のあらゆる観光名所のような神秘に満ちた風景がいたるところに見ることが出来たのです。
しかし、人類が罪を犯して、創造主の秩序を外れた管理をするようになり、腐敗や崩壊が起こり、荒廃した姿が見られるようになったのです。チェルノブイリの原発事故の跡地のようになったのです。足尾銅山の跡地のようになったのです。大地から大量の水を搾取し続け、養分の搾取を続け、もはや、作物を養う力を失った、いのちのない大地になったのです。人間の自己本位の管理が、多くの荒廃をもたらしたのです。多くの生物が絶滅していきました。そして、いまも、日々、絶滅種の数がふえています。
最後の日は来ます。主イエス様は、再び、来られます。全世界を裁くために来られます。すべてのものを滅ぼされるために来られます。しかし、それは、すべてが更新される救いの日でもあります。この罪に満ちた世界が、焼き尽くされて、清められます。そして、新しい天地が形成されます。これこそ、私たちが受け継ぐべき天の御国です。そこでは罪人らが絶え果て、悪者どもがいない世界です。主によって贖われた者たちが住むべき世界です。聖なる神、義なる神、愛に満ちた神、栄光の神が御支配される御国です。この回復なしに、将来の希望はありません。
人類自らの手による回復は絶望です。それは幻想です。私たちの神、創造主が介入されることなしには、絶対に、解決はありません。
私たちの神、創造主こそ、真の回復を実現される唯一のお方です。まず、私たち自身のアイデンティティの回復、霊肉のあるべき姿の回復、真のリバイバルを求めます。
清宣教師
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