きょうも、比較的、おだやかな日のようで、感謝します。エペソ人への手紙の前半の1章~3章では、キリストの体としての教会の本質について、つまり、教会を通して、ユダヤ人も異邦人もすべての者が一つにされるという神の永遠のご計画の理解へと導かれました。つまり、教会に関する真理と奥義について学びました。その締めくくりとして3章21節において、パウロは「教会により、またキリスト・イエスにより、栄光が、世々にわたって、とこしえまでありますように。アーメン。」という頌栄で閉じています。
エペソ人への手紙の4章~6章では、つまり、エペソ人への手紙の後半は、共同体としての各自の生活、人生のありかたについての勧告です。従って、キーワードは「歩め」という表現です。4章1節では、「召されたあなたがたは、その召しにふさわしく歩みなさい。」と記されています。神の永遠のご計画は、キリストの体の一員として召されたひとりひとりのクリスチャンによって実現されます。ですから、ひとりひとりが、どのように歩むかがカギとなるのです。4章17節、5章2節、8節、15節にも、「歩みなさい」と繰り返し、記されています。古い人を脱ぎ捨て、心の霊において新しくされ、神にかたどり造りだされた、新しい人を着て、歩くように勧められています。サタンに機会を与えないように、真に神のこどもたちとして、共に生きることです。
5章では、「ですから、愛されている子どもらしく、神にならう者となりなさい。また、愛のうちに歩みなさい。」と述べて、その具体的な内容が、そのあとに続いています。5章8節では、「あなたがたは、以前は暗やみでしたが、今は主にあって光の子どもとなりました。光の子どもらしく歩みなさい。」と述べて、さらに、「主に喜ばれることが何であるかを見分けなさい」と勧めています。「御霊に満たされなさい」と述べてから、具体的に、妻たちの生き方、夫の生き方について記しています。
6章では、子どもとしての生き方、奴隷としての生き方、主人としての生き方について述べて、最後に、究極の戦いである、暗闇の支配者サタンの策略に対する霊的な戦いのあり方について述べています。
4章~6章の後半の個所も、前半同様に、パウロは、私たち一人一人に語っていることを覚えて読んでいただきたいと思います。私たちは、神の永遠のご計画の成就のために、キリストの体の一員、父なる神の家族の一員として召されています。私たちの存在そのもの、そして、私たちに委ねられている良きわざ、これらのことに忠実であることが求められています。
明日は、東京シティチャーチで、10時半から17時まで、CRJ理事会が開かれますので、1日1章はお休みさせていただきます。
ではまた。
清宣教師