きょうは、1944年3月25日に仙台市川内大工町で生れてから73歳の誕生日を迎えました。明日は、73歳の初めての礼拝宣教の御奉仕です。題名は「夢を解き放つ神のみことば」です。たとえ70歳を超えても、神様は夢を解き放って下さるお方です。私たちが生れる前から、いいえ、天地が創造される以前から、神様は私たちに対して明確な夢(ビジョン)をもっておられました(エペソ1章4節参照)。
さて、黙示録も12章に入ると、この辺から、人によって解釈が大きく異なってくるので、メールで解説するのは難しいところです。大きく分けると、12章や13章の内容を、過去に起こったことをとらえるか、これから大患難時代に起こる未来の描写と理解するか、このふたつです。これで、解釈が大きく異なってきます。
ここに登場する赤い竜(3節)とはサタンのことです。1節の描写は、創世記に記載されているヨセフが見た夢に似ているので、夢との関連で解釈する人が多いようです。ヨセフが夢で見たのは、太陽と月と11の星でしたが、それぞれ、太陽は父親、月は母親、星は兄弟たちでした。太陽はヤコブ、月は産みの苦しみをするイスラエル、星は12部族という解釈です。そのほか、太陽はキリスト教、月は太陰暦を用いるイスラム教、星は今日のイスラエルという解釈もあります。竜はサタンであり、天の星は天使たちと理解します。旧約外典などを参考に、天使たちは、ガブリエル、ミカエル、ルシファーの3人の大天使(天使長)がおり、3人はそれぞれ、天使たちの3分の1を統治していたと考えています。それで、ルシファーが、天使たちの3分の1を味方につけて神に反逆した結果、天使たちの3分の1が地に落とされたと理解します(4節)。天に戦いが起こり、ミカエルと天使たちがルシファーとその配下の天使たちを天から追い出したのです(7節、8節)。地に落とされた竜(サタン)はイスラエルを滅ぼそうとしてイスラエルの絶滅計画を立てました(13節~18節)。ナチスがユダヤ人を執拗に追及して、600万人のユダヤ人を大量虐殺しましたが、再び、反キリストがユダヤ人の絶滅計画を立てます。しかし、ユダヤ人を守ろうとする勢力があります。地は女を助け(16節)と記されています。すると、竜はユダヤ人だけでなく、イエスの証しを保っているキリストを信じる者たちに対しても激しい憎悪をもって出てきます(17節)。