1節で、神様は、ノアと、その息子たちを祝福されました。そして、「生めよ。ふえよ。地に満ちよ。」と言われました。ノアの家族が増えるように祝福された神様は、私たちの神の家族をも増やしてくださると信じることが出来ます。楽しみですね。神様の祝福をいただいて、神様のこどもたちが生れて、どんどん増える幻をもちましょう。箴言10章22節をご覧ください。「主の祝福そのものが人を富ませる」とあります。家族も、霊の家族も、地上の富も増えるのは、神様の祝福によるのです。信じましょう。ハレルヤ!!!
「人を殺してはいけない理由はなんですか?」と質問されても、普通の人は答えることが出来ません。進化論では弱肉強食ですから。進化論からその理由を導き出すのは難しいです。進化論的には、殺人を犯してならないのは、種の保存のために、自分と同じ種である人類を殺してはならないという理由です。しかし、進化論的な発想から、ゲルマン民族であるヒトラーが、ユダヤ民族を根絶やしにしようとしたことがありました。それはヒトラーという狂人の発想によるものではなく、ドイツの優秀な学者や医学者たちの進化論思想に基づいたものでした。ですから、人々は、人種の優劣をつけて皆殺しにしようとする、ユダヤ人のホロコーストを止めることは出来なかったのです。しかし、聖書を知る私たちには明確な答えがあります。9章6節~7節です。「神は人を神のかたちにお造りになったから」です。神のかたちを滅ぼすものを神は裁かれます。
さて、永遠の平和の契約のしるしとして虹のしるしが与えられました。創造科学者は、ノアの大洪水以前は、大気の上に水蒸気の層があり、大気圧は2気圧くらいだったろうと推測しています。プテラノドンなどの翼竜が、大気を飛ぶことができたのは、2気圧くらいあったからと言われています。その後、ノアの大洪水のあと、大気の上の水蒸気層が40日40夜の雨として地上に降ったので、大気の上の水蒸気層がなくなったので、水滴と大気の間に屈折率の差が生じて、虹が見えるようになったと推測しています。永遠の平和の契約として、虹が与えられたことと関連して、素晴らしいみことばがあります。
イザヤ書54章9節~10節です。「このことは、わたしにとっては、ノアの日のようだ。わたしは、ノアの洪水をもう地上に送らないと誓ったが、そのようにあなたを怒らず、あなたを責めないとわたしは誓う。たとい山々が移り、丘が動いても、わたしの変わらぬ愛はあなたから移らず、わたしの平和の契約は動かない」とあなたをあわれむ主は仰せられる。」 とても、感動的なみことばですね。
最後に、偉大な信仰者であるノアでさえ、酒を飲んで酔っ払うと自分を失ってしまいました。酒の影響は、とても大きいことが分ります。誰でも失敗します。しかし、そのとき、偉大な信仰者であるゆえに、「なあんだ、裸になんかなって」と批判する人もいますが、そうではなく、その裸の恥を覆ってあげることは、とても偉大な行為です。「贖い」ということばには、「覆う(カバーする)」という意味があります。ノアは、自分の裸の恥を覆ってくれた息子のセムとヤペテを祝福しました。神様も同じです。
きょう、私たちは、神の子として、他の人の恥をカバーする(覆う)人になりましょう。
清・宣教師