今日の個所で、「ひづめが分れ、完全に二つに割れているもので、反芻するものは、すべて食べることが出来る」(6節)と記されています。これは、実質的に、どのような意味があるのか、良くわかりません。ただ、ある注解者は、この箇所から、「みことばを反芻して、主のみ心とそうでないものを完全に見極めて歩むクリスチャン生活」として、適用しています。
1節には、「あなたがたは、あなたがたの神、主の子どもである」と明確に記されています。2節では、「あなたは、あなたの神、主の聖なる民である。主は、地の面のすべての国々の民のうちから、あなたを選んでご自分の宝の民とされた」と記されています。
私たちは、すべてが不確かな時代に生きています。しかし、永遠のみことば、聖書は、私たちのアイデンティティについて、不動の土台を与えています。
私たちのアイデンティティは明確です。私たちは神のみことばに生きるものとして、これらの神のみことばが、私たちの心の中に刷り込まれて、私たちの血となり、肉となるように生活する必要があります。
みことばを反芻して、心の中に刷り込み、そして、実際の歩みにおいて、世の不確かな思想を聖書の教えと明確に区別して、みことばを宣言する生活が求められています。みことばを宣言して、みことばに生きる時に、みことばが、私たちの信仰の人生に受肉します。
今日の聖書箇所から教えられることは、「わたしは、聖なる神の子どもです。」「わたしは、選ばれた宝の民です」と宣言する生活です。ありとあらゆる、ちりあくたの情報が、わたしたちに入り込もうとしていますが、「わたしは、創造主からいのちを与えられた神の子どもです」「わたしは、創造主が選ばれた宝の民の一員です」と宣言することにより、この世の思想に打ち勝ちます。
「わたしは高価で尊い創造主の作品です」「わたしは神の家族の一員です」「わたしの国籍は、天国です」「わたしはブドウの枝です。キリスト・イエスにあって良い実を結びます。」「わたしは、世の光です。」「わたしは地の塩です」「わたしは聖霊の宮です」「わたしはキリストによって新しく創造された者です」「わたしは、キリストの血潮によって罪清められたものです」「わたしの肉はキリストと共に十字架につけられました」「わたしのための神の計画は、災いではなく、将来と希望と平安の人生です。」・・・宣言しましょう。
「あなたはあなたの神、主の聖なる民である」(14章21節)。この地上では、私たちの相続財産はみことばの約束です。すべてのみことばの約束が、私たちの財産です。私たちは、そのうち、どのくらい、相続分として受け取っているでしょうか。みことばを宣言して、みことばの約束を自分のものとすることが、父なる神様のみこころです。
「だれも悪をもって悪に報いないように気をつけ、お互いの間で、またすべての人に対して、いつも善を行うよう務めなさい。いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。御霊を消してはなりません。預言をないがしろにしてはいけません。しかし、すべてのことを見分けて、ほんとうに良いものを堅く守りなさい。悪はどんな悪でも避けなさい。平和の神ご自身が、あなたがたを全く聖なるものとしてくださいますように。主イエス・キリストの来臨のとき、責められるところのないように、あなたがたの霊、たましい、からだが完全に守られますように。あなたがたを召された方は真実ですから、きっとそのことをしてくださいます。」テサロニケ人への手紙、第1、5章15節~24節。
清宣教師