今日の個所も系図です。1節~5節はイッサカル部族の子孫、6節~12節はベニヤミン部族の子孫(ベニヤミン部族については18章1節~40節において詳述されています)、13節はナフタリ部族の子孫、14節~19節はマナセ部族の子孫(すでにマナセ部族の半部族については5章23節~26節に既述)、20節~29節はエフライム部族の子孫、30節~40節はアシェル部族の子孫、以上、イスラエルの12部族のうち、6部族の系図がしるされています。このように系図が続くと、忍耐力の訓練、正しく読むことの訓練、記憶力の訓練など、何か、そのような意味付けもしたくなります。しかし、これらの系図は、ほんの一部であり、天の父の前には、すべてのひと、私たちを含めて全人類の名前が覚えられているのだと思います。それだけでなく、ひとりひとりの髪の毛の数さえ、おぼえておられる全知全能の神様です。創造主なる神は、宇宙のすべての天体に名前を付けておられます(イザヤ書40章26節参照のこと)。その天体の数は、現在の全人口76億の数十億倍、いえ、それ以上であることが知られています。このように、主は、私たちひとりひとりの家系もすべてご存知です。
ここに記されている部族は、ある意味、イスラエルの中で失われた部族です。バビロン捕囚から帰還した民たちの中には含まれていない部族です。しかし、1948年5月14日、イスラエル共和国が誕生しました。そして、全世界から、12部族の末裔たちが、続々と、イスラエルに帰還しつづけているのです。決して、永遠に失われた部族ではなかったのです。主のご計画は、必ず、成就するのです。主の憐みは深く、主の恵みはなんと大きいことでしょう。ハレルヤ!
ところで、もうひとつ、系図を読んで考えることがあります。私たちも、こらから生まれる人たちの祖先となるということです。とくに、主の前に、霊的な系譜として覚えられるということです。私たちの多くは、家族の中での最初のクリスチャンか、2代目か、3代目です。でも、私たちがクリスチャンになったことで、多くの神のこどもたちが生れるということです。「生めよ。増えよ。地に満ちよ」という神様の祝福が私たちを通して成就しますように。天国において多くの霊的な子供たちと会うことが出来ますように。
清宣教師