きょうは、詩篇52篇です。前書きに記されていますが、この詩篇は、サムエル記、第1、21章1節―10節、23章7節―23節の出来事が背景になっています。つまり、サウル王に偽りの情報を流し、主の祭司たちを殺害したエドム人ドエグの非道な行いに対する裁きの祈りであり、宣言です。ダビデは、無実の罪(反逆罪)を着せられて、逃亡生活をすることになりました。「しかし、この私は、神の家にある生い茂るオリーブの木のようだ。私は、世々限りなく、神に拠り頼む。」(8節)と詠っています。ダビデは、神の恵みに拠り頼む者であり、真の勇士でした。いつも、生き生きしている常緑のオリーブの木のイメージをいただいたようです。逃亡生活の中でも、ダビデの信仰は常緑の葉のように輝いていました。みなさんのセルフイメージは、どのようなものですか。あなたは、神の前に、どんな木のようですか?以前、私のセルフイメージは、どんな花ですかと、神様に求めたとき、「あなたは、タイサンボクの花です。」と示されたことがあります。それは高い木で、上の方に花が咲いているので、ふつう、下からは見上げても、花を見ることが出来ません。高い木の上の方で、花は上を向いて咲いています。神様に向かって咲いている花です。みなさんは、どんなイメージを神様からいただくのでしょうか。
今日の聖書箇所から教えられることは、神の恵みに信頼し、従い続ける、忠実な信仰者の姿です。それこそ、ドエグのように神を恐れない人たちが、私たちをサタンの手中に放り込むことがあります。悲しみのどん底に突き落とすことがあります。しかし、その時こそ、主の恵みにより頼むときです。
清宣教師