「すべての国々よ。主をほめたたえよ。すべての民よ。主をほめ歌え。その恵みは、私たちに大きく、主のまことはとこしえに至る。ハレルヤ。」最も短い詩篇なのに、世界的な規模の賛美となっています。イスラエルの救いは全世界のためであり、それゆえに、全世界の諸国の民に、共に賛美を捧げるように招いています。ところで、ヨハネの福音書9章1節~7節には、生まれつきの盲人をめぐる弟子たちの質問とイエス様のお答えが紹介されています。聖書は、私たちの世界観を一変させます。生まれつきの盲人を見て、弟子たちは、この人が罪を犯したのか、それとも両親が罪を犯したのか、という宗教的な質問をします。それに対して、イエス様は、きっぱり、この人が罪を犯したのでもなく、両親が罪を犯したのでもない、と否定されました。そして、それは、神のわざがこの人に現れるためです、と答えられました。それから、詳しい手順は省きますが、イエス様は盲人の目を癒されました。ここで、「神のわざ」が現われるためです、と言われましたが、この「神のわざ」とは、日本語では分りませんが、ヘブル語の原語では、複数形なのです。つまり、盲人の目が開かれることも、神のわざのひとつですが、そののちも、この人の人生に、次々と、神のわざが現されるという意味なのです。ハレルヤ。
今日の聖書箇所から教えられることは、「神の恵みは大きい」(2節)ということです。私たちクリスチャンも、イエス様と出会い、霊の目が開かれたものたちです。そして、私たちの人生においても、私たちは次々と、神の恵みのわざを見ることになるのです。ハレルヤ。
清宣教師