きょうの詩篇は、「大ハレル」と言われています。詩篇113篇から118篇は「ハレル」と呼ばれていて、それと区別するためのようです。詩篇136篇は、創造主なる神をほめたたえる、そして、イスラエルの歴史を導いて来られた主をほめたたえる、という内容になっています。また、すべての節で、前半と後半があります。後半は、すべてに共通で「その恵みはとこしえまで」となっています。実はヘブル語の原文では、詩篇136篇は、巧みな詩の技法を用いています。各節の前半は、ヘブル語では、すべて3ビート(3つの語句)からなり、後半は3つの単語(キー レオラム ハスドー)からなっています。全編を流れているのは、恵み(へッセド)です。「恵み」と訳されていますが、その意味は、「永遠の契約に基づく変わらない愛」を意味しています。流れとしては、まず、天と地とを創造された神への感謝、次に、誕生から現在に至るまでのイスラエルの歴史を支配されている神への感謝、最後に、解放者である神への感謝で閉じられています。私たちが信頼している神は、創造主なる神でおられます。そして、私たちの人生を導き、治めてくださる神様です。アーメン!!!
今日の聖書箇所から教えられることは、私たちクリスチャンに与えらえている「相続の地」とは、私たちのクリスチャン人生だと思います。キリストに出会い、新しい人生へと変えられた人生です。そして、日々の生活の中で、妬みや敵意や偽りなどの敵を追い出し、神様からいただいた人生を感謝や喜びや賛美で満たすことであると思います。主の恵みはとこしえまで。
清宣教師