詩篇146篇から150篇までの5つの詩篇は「ハレルヤ詩篇」と呼ばれています。これらの詩篇では、すべて、はじめと終わりに「ハレルヤ」という叫びがなされているからです。ユダヤ教では、会堂での朝の祈りに用いられる伝統がありました。きょうの詩篇148篇は、天上のものも、地上のものも、太陽も月も星も、動物も鳥も人間も、被造物すべてが創造主をほめたたえるように勧めています。1節―6節において、天上にあるものへの賛美の勧めがなされています。7節―13節において、地上にあるものへの賛美の勧めがなされています。14節の最後において、賛美の理由を述べています。それは主がイスラエルの歴史に介入し、ダビデ王朝の栄光の回復をもたらされたからです。おそらく、バビロン捕囚からの解放とイスラエルの再建のことを指していると思われます。
今日の聖書箇所から教えられることは、創造主は天地創造の初めからご自身の栄光を現されました。そして、やがて、新天新地において、創造主は、すべての民に対して、ご自身の栄光をあますところなく現されます。ハレルヤ!
清宣教師