今日の雅歌4章で、初めて、「花嫁」ということばが出てきます(8.9.10,11,12節)。
結婚式が終わり、初めての夜、花婿の家で、花婿(夫)と花嫁(妻)として向き合っています。
花婿(1節ー15節):花婿は、ありとあらゆる表現で、花嫁の美しさをたたえています。花嫁(新妻)の目、髪の毛、歯、唇、頬、首、乳房、それぞれの美しさを称え、7節で、すべては美しく、汚れがないとまとめています。8節からは、花嫁(新妻)が引っ込み思案になっているようにみえます。心配しないで、高い山から一緒に降りてきなさい、と誘っています。9節では、もう一度、あなたのただ一度の眼差しで私の心は奪われたと告白し、愛、くちびる、舌の麗しさ、12節で、閉じられた庭、閉じられた源、封じられた泉という表現で、花嫁(新妻)が男を知らない、純潔な女性であることを証し、また、あらゆる植物を持ちだしてきて、花嫁をほめたたえています。こうして、花婿(夫)は花嫁(新妻)を不安の中から導き出すのです。
花嫁(新妻)(16節):花婿(夫)のさまざまな賛辞に対しての応答のことばです。私の庭に花婿(夫)が入り、最上の実を食べることができるようにと、花婿(夫)との最も親密な関係に入ることを決断したことを告白しています。
今日の聖書箇所から教えられることは、本来、男と女の性的な結びつきは悪ではないということです。創造主は、最初に人を男と女とに造られました。そして、二人は一体となるのが創造主のご計画でした。しかし、人類が堕落して、性を欲望を満たす手段とした時から、悪へと変質しました。そして、現在、あらゆる姿(LGBTQ)で、神の創造の秩序を破壊する方向へと流れています。祈りの課題です。
清宣教師