きょうの12章は、イザヤ書7章~12章の「インマヌエル預言(メシヤ預言)」の終わりの部分です。昨日の11章では、メシヤはエッサイの根株からの新芽として示されました。今日の12章では、「その日」という出だしで始まります。つまり、メシヤ預言が成就してメシア統治が始まる日という意味です。終末の日、救いが成就する日が来ました。すべての神の怒りは過ぎ去りました。それで民の賛美が始まります。1節では「あなた」と書かれていますが、3節からは、「あなたがた」と記されています。つまり、これはコーラスになります。こうして、個人の賛美は、贖われた民の大コーラスへと発展します。この中で、預言者イザヤは、主の恵み深い救いを「救いの泉」と表現しました。イスラエルは乾燥した土地です。いつも水が、こんこんとあふれてくる泉は、大きな喜びでした。心の渇きをいやす救いの水を与える泉は、なにものにも替えがたい喜びでした。その喜びは、全世界の人々に言い広めずにはいられない主への賛美と感謝を生みだしました。インマヌエル預言の締めくくりは、「イスラエルの聖なる方は、あなたの中におられる、大いなる方」という賛美です。まさに、インマヌエル(主はわれらと共にいます)の御名にふさわしい結びです。
今日の聖書箇所から教えられることは、インマヌエルの主です。主イエス様は、私たちと共におられます。また、聖霊ご自身が、私たちを聖霊の宮として、いつも内住して下さいます。感謝します。
清宣教師