さて、6章では、2節を始めとして、6回にわたり、繰り返し繰り返し、「あなたがたは知らないのですか」とパウロは記しています。当然知っているはずだという意味です。実際、コリントの教会の人たちは知っていたのです。コリントの教会の人たちは、なんでも知っていると自慢している教会でした。でも、実際の行動が伴っていなかったのです。だから、パウロは、彼らを肉に属するクリスチャンと呼んだのです。みことばを知ってはいるが、実行できないクリスチャンです。そして、最後の20節で、「あなたがたは代価を払って買い取られたのです。ですから、自分のからだをもって、神の栄光を現しなさい。」と命じています。これは、ものすごく、強い命令形です。有無をいわさず、現しなさいと命じています。なぜなら、すでに、神は代価を払って買い取ってくださったのです。その結果、聖霊の宮となったのです。もう肉の奴隷ではなく、勝利できる道が開かれているのです。だから、自分のからだをもって、神の栄光を現しなさい、と命じられているのです。

清宣教師