きょうの12章は、イスラエルが占領した地域の一覧表となっています。1節―6節までは、ヨルダン川東部の諸地域の王の名前が列挙されています。7節ー24節までが、ヨルダン川西部の諸地域の王の名前が列挙されています。ほぼ、ヨシュア記6章から11章までの征服順に、占領地とその王の名前が記されています。
ここから適用するとすれば、ひとつひとつの領域において確実に勝利し、その領域を獲得させてくださるのは、主なる神の御計画によるということです。わたしたちの前には、イエス・キリストを信じて、あたらしい人生が備えられました。しかし、その領域のひとつひとつを獲得するのは、私たちひとりひとりです。好色、妬み、憎しみ、偽善、虚言、プライド、不信仰、無慈悲、憤り、怒り、叫び、そしり、悪意、・・・の肉の領域(古い自我の領域)を勝ち取る必要があります(エペソ人への手紙、4章22節~32節参照)。私たちは何度も落胆しますが、しかし、聖霊様の力によって勝利することが定められています。主の御計画は、すべての領域において、一つ一つ勝利し、私たち自身の人生を勝ち取ることです。
ペテロは何度も失敗しましたが、主は最後までペテロを見放すことはありませんでした。パウロも同じ経験をしました。最後まで、主は私たちを見放すことはしません。ハレルヤ、感謝します。私たちの人生には、まだまだ、勝ち取るべき領域がたくさんあります。主は最後まで共にいてくださいます。イエス様はそのことを御存知です。ですから、弟子たちと別れる最後に、「見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」と約束してくださいました(マタイの福音書、28章20節)。
「その教えとは、あなたがたの以前の生活について言うならば、人を欺く情欲によって滅びて行く古い人を脱ぎ捨てるべきこと、またあなたがたが心の霊において新しくされ、真理に基づく義と聖をもって神にかたどり造り出された、新しい人を身に着るべきことでした。・・・・悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。ただ、必要なとき、人の徳を養うのに役立つことばを話し、聞く人に恵みを与えなさい。神の聖霊を悲しませてはいけません。あなたがたは、贖いの日のために、聖霊によって証印を押されているのです。無慈悲、憤り、怒り、叫び、そしりなどを、いっさいの悪意とともに、みな捨て去りなさい。お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい(エペソ人への手紙、4章22節~24節、29節~32節参照)。
さあ、きょう、「すべての領域で主にあって勝利しよう」という主からのチャレンジを、自分自身へのチャレンジとして受け取りましょう。そうすれば、私が変わるだけでなく、この世界が変わります。御霊に導かれて勝利の道を歩みましょう。私たちはキリストの御姿に似るように、という目標を与えられています。そのために、肉の領域(古い自我の領域)での悪習慣のひとつひとつに勝利し、征服する必要があります。主よ、どうぞ、私たちの心からの願いを聞き届けてください。私たちの内側を御霊で満たしてください。すべての悪習慣に勝利させてください。御霊の実を結ぶものとしてください。
清宣教師