今日の個所は、ダビデ王が、主のみこころを確認しつつ、ものごとを進めている様子を知ることが出来ます。ツロの王ヒラムがダビデのもとに使者を送り、ダビデの王宮を建てるための杉材や大工、石工など、ダビデが必要としていたものを送ってきました。ダビデはその背後に主の御手が動いていることを覚えて、主が主の民イスラエルのために、ダビデの王権を堅く立てようとされていることを確認することが出来ました。
また、ダビデには多くの妻と子供たちが与えられました。当時の王室では、多くのこどもたちが与えられることが王権の安定と繁栄を意味するものと思われていました。しかし、私たちは、すでに、サムエル記や列王記で学びましたが、ダビデの子どもたちの間に、王位継承をめぐって、醜い争いが起こったことを知っています。主の守りがなければ、人間的な計画はむしろ裏目に出てしまうことを覚えさせられます。
一方、ペリシテ人が国境を越えて、エルサレムの西にあるレファイムの谷間に侵入してきました。そのとき、ダビデはまず、神に伺いました。そして、主の指示に従い、ペリシテと闘い勝利を収めました。その後、再び、ペリシテが侵入してきましたが、このときもまた、神に伺いました。そして、主の指示に従い勝利を収めました。
14章では、ダビデ王が、主の御計画を探り求めて、確認しながら、物事を進めていることを教えられます。私たちも、私たちを取り巻く状況を注意深く観察しながら、どのように主の御手が動いているのか判断し、また、みことばに照らし合わせて、いま自分が考えていること、自分がやろうとしていることが主の御計画に沿ったものであるかどうかを確かめながら、物事を進めていきたいと思います。
時々、静かに考える時間を持ち、ノートに記すことをお勧めします。これは神のみこころであろうか。どこに主の御手が働いているのか、忙しさに負けて周囲の状況に流されてしまうことなく、考える時間を持ちましょう。
清宣教師