南ユダの王ヨシャパテは、アラムの攻撃の中で、危うく戦死するところでしたが、主の憐みにより守られて、無事エルサレムに戻ることが出来ました。しかし、先見者エフーが、ヨシャパテ王のもとに来て、主のことばを告げました。それは、悪者(北イスラエルの王アハブを指している)を助けたことに対する叱責のことばでした。しかし、偶像を除き、真の神を求めたヨシャパテの行動に免じて、もう一度チャンスを与えるとのことでした。そこで、ヨシャパテ王は、心機一転、ベエル・シェバからエフライムの山地に至るまで、領地の隅から隅まで出て行き、そこに住む人たちを主に立ち返らせました。また、レビ人たち、祭司たち、一族のかしらたちの中から、ユダのすべての町々を治める、さばきつかさたちを任命し、主のみこころを知らせ、民たちが、主のみことばに従う生活をするように、民たちを助けるように命じました。こうして、ヨシャパテ王は、自分に与えられたすべての権威を用いて、南ユダの民たちが、主に立ち返り、主に従うように道を備えました。そして、「この後」(20章1節参照)、ヨシャパテ王と南ユダ王国は、かつてなかった危機に直面することになりました。主は、この危機に立ち向かえるように、あらかじめ、ヨシャパテ王と南ユダの民たちを整えて下さっていたのです。
主はすべてのことを御存じです。私たちが避けられない危機に直面する時、主はあらかじめ、私たちの信仰を備えて下さるお方です。主の深いご配慮を感謝します。
清宣教師