きょうの個所は詩篇53篇です。おやおや、どこかで似たような詩を見たことがありませんか? 詩篇14篇をみると、ほとんど、同じです。似た絵が右と左にあって、何カ所、違う個所がありますか?というクイズがありますが、お昼休みにチェックしたい方はどうぞ。2カ所?いえいえ、もっとありますね。詩篇14篇では「離れ去り」ということばが、詩篇53篇では「背き去り」と強い表現になっています。詩篇53篇は、詩篇14篇の改訂版と考えられています。さて、1節、「愚かなものは心の中で『神はいない』と言っている」ということばで始まりますが、5節で、「見よ。」と言います。彼らは、「恐れのないところで、いかに恐れたか」を見て見よというのです。神を否定するものは、恐れから同士討ちをしたりするのです。恐れを除くのは、主です。最後の6節で、イスラエルの回復と救いを求める祈りで閉じています。欧米では、「神はいない」という思想が蔓延しています。一方で、その反論もなされています。今から7年ほど前、「God’s dead」という映画が放映されると、全米でヒットしました。内容的には、一人のクリスチャンの大学生が無神論者の哲学教授の授業を履修したせいで、授業の中で、無理矢理、“神の存在証明”をさせられるというものですが、2014年3月に全米公開されると3日間で856万ドルという驚異の興行収入の記録を達成したものです。日本でも、『神は死んだのか』という題名で、上映されたのですが、私は、その題名のゆえに、見ませんでした。しかし、インターネット上で、クリスチャンの評判が良いので、DVDを購入しました。アメリカの実情が良くわかり、また、現代におけるクリスチャンの信仰の戦いが理解できました。内容的には、創造主の存在に関するもので、とても感動的で、励ましを受けました。映画の隠された題名は、「God’s not dead」(神は死んでいない)でした。
今日の聖書箇所から教えられることは、意図的に神を否定すると、恐れに囚われてしまうことです。主を知ることこそ、知識のはじめです。主を知ることこそ、恐れから解放される人生の始まりです。若いうちに、創造主なる神を知ることが、正しい人生を送るカギとなります。炎のランナープロジェクトを通して、日本中の国民が、真の神を知ることが出来ますように。
清宣教師