今日は、詩篇95篇です。難しい個所はなく、そのまま、この詩を味わうことが出来ると思います。前半は、素晴らしい創造主を礼拝をすることへの招きです。後半は、その素晴らしい創造主に対して不従順であることがないようにとの警告になっています。「地の深み」「山々の頂き」(4節)は、ふつうの人にとっては行くことも見ることもできない場所です。しかし、人の手に及ばないそのようなところも、創造主の御手にうちにあるのです(4節)。宇宙には数十億の数十億倍の星々がありますが、宇宙探査機の手が届くのは太陽系のほんの一部だけです。その残りの星、つまり、宇宙の星の99.99999・・・・9%は、人類の手が届かない星々ですが、それもみな創造主の御手のうちにあります。この偉大なお方は、すべての神々にまさる、大いなる王です。このお方の御声を聴くなら、躊躇することなく、ただちに、従うのが最良最善の決断です。かつて、イスラエルの民が、マサ(出エジプト記17章1節―7節参照)やメリバ(民数記20章1節―13節参照)で、主を試すような罪を犯しました。そのような罪を再び犯すことが無いように、創造主を試してはならないのです(8節)。イスラエルの民は、それまで、出エジプトの奇蹟、荒野でのマナの奇蹟、そして、主の守りを愛を幾度も体験しました。それにもかかわらず、自分勝手な不平、不満のゆえに、主に逆らい、ついには、荒野で滅び、約束のカナンの地に入ることが出来ませんでした(9節~11節)。
今日の聖書箇所から教えられることは、かつての不従順なイスラエルの民のようではなく、イエス様の模範にならって、従順に、最後まで、父なる神に信頼することです。今日も、仕事の前に、この素晴らしいお方を黙想しましょう。主はすべてのことを働かせて、益としてくださいます。たとえ絶体絶命の状況の中にあっても、落ち着いて、主に信頼するなら、力を与えられます。
ところで、139年前の1883年1月30日の夕方でした。オリオン大星雲の写真が初めて撮影されました。冬の星座の王様といわれる、オリオン大星雲は、オリオン座と呼ばれる星座内にある星雲です。美しい星座は、創造主の最高の芸術品の一つですね。時間がありましたら、夜空を見上げてください。オリオン座を見ることが出来ると思います。創造主の御業を賛美します。
清宣教師