今日の1日1章は、詩篇115篇です。
バックストンは、「死せる神と生ける神」というタイトルをつけました。そして、内容を二つに分けて、1節~8節はいのちなき神(偶像)について、9節~18節は生ける神について語っていると述べています。語っています。
まず、1節~8節では、「彼らの偶像は銀や金。人の手のわざにすぎない。口があっても語れず目があっても見えない。耳があっても聞こえず鼻があっても嗅げない。手があってもさわれず足があっても歩けない。喉があっても声をたてることができない」と述べています。
次に、9節~18節では生ける神について語っています。「私たちの神は天と地を造られた方であり、私たちの神は天におられその望むところをことごとく行われるお方である」と述べています。また、主は私たちの助けとなり、盾となってくださるのです。
今日の聖書箇所から教えられることは、私たちも、私たちの心にささやく、サタンのことばに悩まされることがあります。「あなたの神は何処にいるのか」(2節)というあざけりのことばです。しかし、感謝なことに、私たちの周りには数多くの創造主の存在と栄光を見ることが出来ます。神の栄光は全地に満ちています。私たちの世界は、創造主の無限の叡智と愛による作品に満ちています。それらはみな、創造主の栄光を表しています。
時には、私たちを励ますために、大空に虹の架け橋をみせてくださいます。太陽の光を受けて七色のアーチを見る時、私たちはその美しさに心を打たれます。なぜ、大空に虹が出来るのか、虹の形成について物理学的に解明したのがアイザック・ニュートン(1643年- 1727年)でした。アイザック・ニュートンは「万有引力の法則」の発見で有名なイギリスの科学者です。光について研究していましたが。1664年、ペストという病気が大流行して、ニュートンがいたケンブリッジ大学は一時閉鎖されることになりました。そこでニュートンは研究室に置かれていた「プリズム」を実家に持って帰り、プリズムに光をあてる実験を行いました。プリズムとは、ガラスなどからできた透明な三角柱で光を屈折させたり分散させたりするものです。すでに一世紀頃には使われていました。ニュートンは、実家の窓の扉に小さな穴をあけて、太陽の光を暗い部屋に入れ、プリズムに当てました。すると、白い色をしていた太陽の光は、虹のように赤色から紫色の七つの色に分かれてプリズムから出てきました。これらの色をレンズとプリズムを使って集めると、ふたたび白い色に戻ります。こうしてニュートンは、「太陽の白い色の光は、すべての色の光が混ざったもの」であること、そして「色によって屈折する角度がちがう」ことを確かめました。こうして、大空に浮かぶ雨粒が、太陽の光を受けて七色に反射して、七色の虹を形成することを明らかにしたのです。そして、今から351年前の1671年のこの日、2月19日、ニュートンは「虹の形成に関する論文」を発表したのです。清宣教師