詩篇138篇は、主から祈りの答えをいただいた者の感謝の歌です。
1節~3節:神への感謝。「私は心を尽くしてあなたに感謝します」。この詩篇の中心テーマです。2節は、神殿の境内において聖所に向かってひれ伏して礼拝する姿を描写しています。「恵みとまこと」は、主ご自身の本質であり、それゆえに、心を尽くして感謝する理由のひとつです。そして、主にお祈りを捧げた日、その日に、主が答えて下さり、力を与えて強くして下さいました。絶望感の中から希望を与えて、立ち上がらせてくださいました。
4節~8節:神への信頼。地のすべての王たちが、主に信頼する時がきます。彼らもまた、主の御口のことばを聞いたからです。彼らもまた、主の道について知るときに、主を讃美するものとなるのです。主はいと高き方にもかかわらず、身分の低い者、弱いものをも顧みて下さる素晴らしいお方です。一方、高ぶる者に対しては、その心を見抜き、裁きを与えられるお方です。主は私を苦しみの中から助け出し、雄々しく生きることが出来るようにして下さいました。主は、私の敵から御手を伸ばして救い出してくださいました。主が私のために備えらえた計画を成し遂げさせて下さい。私は苦しみを厭いません。あなたの恵みはとこしえにあるのですから。
今日の聖書箇所から教えられることは、神の御子イエス様は、この地上に来られて果たすべき役割がありました。それは苦難の道でしたが、主の恵みはとこしえにある事を覚えて、十字架に至るまで、ご自分の使命を果たされました。やがて、全世界の民が、父なる神を礼拝する時が来るのです。その勝利を確信して、「父よ。わたしの思いではなく、あなたの御心が成りますように」と信頼の祈りをささげることが出来たのです。
私たちの日本の国が、創造主のみこころにかなう国となりますように、令和天皇のご一家が、創造主を知り、創造主を礼拝する時がきますように。岸田首相や閣僚たちが、創造主を知り、創造主を礼拝する日が来ますように。日本の国民がみな、創造主を知り、創造主を礼拝する日が来ますように。ともに心を合わせてお祈りいたします。
清宣教師