さて、箴言に入りました。今日は3章です。とても素晴らしい聖句が、いろいろ、含まれています。
1節~12節:知恵の報い。知恵を大切にする時、長寿と平安(1,2節)、神と人からの好意(3,4節)、健康と元気(7,8節)、物質的繁栄(9,10節)、神の訓練(11,12節)が与えられます。なかでも、5節と6節にあるみことばは、私たちの人生の土台となる指針です。「心を尽くして主により頼め。自分の悟りに頼るな。あなたの行くところ、どこにおいても主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道を真っ直ぐにされる。」(5節、6節)。この世は、自分の知恵、自分の悟りに満ちています。聖書の絶対的な真理を認めようとしません。人間中心主義の土台に立ち、何でも、「自分の考え、自分の感じたように行動せよ」、という行動原理しか持ち合わせていません。しかし、聖書は、神のことばであり、永遠不変の土台です。なぜなら、神ご自身こそ、天地万物の創造主であり、無限の叡智と愛をもって、世界とそれに満ちるものを創造されたお方のことばだからです。創造主は秩序の神です。19節に、「主は知恵をもって地の基を定め、叡智をもって天を堅く建てられた」(19節)と記されているとおりです。私たちの大地の基を定められたのは創造主です。天を堅く建てられたのも創造主です。
黙示録14章7節にある、「神を畏れ、神をあがめよ。神の裁きの時が来たからである。天と地と海と水の源を創造した方を拝め」という神様のメッセージは、いま、終末時代に生きる私たちに与えられているメッセージです。
今日の聖書箇所から分ることは、真の知恵を見出すことの幸いです。私たちは恵みをうけています。聖書の真理を授けられているからです。しかし、私たちが「進化論メガネ」や、「ヒューマニズム(人間中心主義)のメガネ」をかけて、聖書を読むなら真の知識を見出すことが不可能です。創造論宣教は、聖書を神のみことばとして受け入れ、そこから、真の知恵を見出し、神様の救いともろもろの祝福にあずかる道を拓く宣教です。
清宣教師