1節―3節:北イスラエル(エフライム)は、自分の考えで造りだした偶像を礼拝していました。それは空しいものでした。それで、偶像を信頼する者は、偶像と同じように空しく消え去るのです。4節―13節:主なる神は、エジプトからイスラエルを連れ出し養いました。しかし、イスラエルが成長し繁栄し生活が安定すると、今度は自分勝手な生き方を求めて主に背を向けるようになりました。それで、主はイスラエルを敵の手に渡しました。そうすれば、イスラエルは悔い改めて、これまでの生き方を180度転換して、主の許に帰るはずだったからです。しかし、悔い改めて、新しく生まれ変わるチャンスを逃し、「時が来ても、彼(新しい子)は母胎から出で来ないのです」(13節)。14節:たとい、彼は生まれ変わらず、死ぬべきものになったとしても、最後には、主はイスラエルを解放し、死から贖いだすと言われます。15節―16節:しかし、いまは、エフライムは、この世で栄え、高ぶり、自分の力、軍事力、強国に頼って生きる道を選び続けています。だから、砂漠から吹いてくる東風がすべての作物を枯らしてしまうように、主は東風(アッシリアのこと)を用いて、エフライムを枯れさせるようにします。そして、サマリヤ(北イスラエルの首都)は刑罰を受けるのです。主は生きておられます。空しい偶像(ある人物、財力、優れた計画など、人間が考えて造りだしたもの)に頼るのではなく、天地万物を創造された全能なる神、いつも生きて働いておられる主に頼りましょう。
話は変わりますが、今から55年前、1967年の今日、11月28日の夜、英国の女子大学院生、ジョセリン・ベルは、宇宙空間からの異常な電波を感知しました。それは1.3秒の規則的な波動でした。ジョセリンは最初は、宇宙空間の異星人?からの信号だと思いました。しかし、詳しく分析した結果、それは新しいタイプの星であることが分かり、現在では「パルサー(電波天体)」と呼ばれています。この星は、急速回転しており、規則的な無線周波パルスを出していることが分かりました。無線周波パルスは最も正確な時計として知られていて、原子時計より正確だということが分かっています。創世記1章14節は、星が日と年を守るのに役立っていると宣言しています。パルサーはまさに究極的な時間の基準として現れるのです。
清宣教師