今日の聖書箇所は、どこかで聞いた聖句が、いくつか登場します。 
「終わりの日に、主の家の山は、山々の頂に堅く立ち、・・」とか、「さあ、主の山、ヤコブの神の家に上ろう。主はご自分の道を、私たちに教えて下さる・・」とか、「彼らはその剣を鋤に、その槍をかまに打ち直し」などなど、ミクタムやプレイズに登場する賛美の中に記されています。親しみやすい個所です。
1節~8節は、終わりの日の素晴らしい回復が預言されています。9節~13節は、バビロン捕囚の100年以上も前の時代なのに、預言者ミカは来るべき南ユダのバビロン捕囚について預言しています。さらに、終わりの日の苦難(11節)、主に拠る介入、敵の壊滅(12節)、そして主の民の回復(13節)についても記しています。
主のご計画に拠れば、終わりの日、その日には、すべてのことが回復されます。天と地が創造された最初の時に計画された通りに、サタンと悪の勢力は一掃され、まことの平和と愛と義の完全な世界が回復します。終わりの日の時代に生かされている私たちは、御国をこの地にもたらす使命が与えられています。私たち、神の民は地に埋もれてしまうのではなく、神の力によって圧倒的な勝利者として、この地に立つときが備えられています。アダムとエバのふたりに与えられた使命は、いま、私たち、神の民に与えられています。この地に悪が満ちる時、私たちはキリストにある一致をもって、悪を足の下に踏みにじる役割が与えられています。神のかたちに造られた私たちが、この地を治める役割です。まだまだ、知らなければならないこと、受けなければならないこと、成長しなければならないことなど、多くある事を感じます。主が私たちを聖別し、祝福し、御子のいのちにあって豊かに成長させてくださいますように、お祈りいたします。まもなく、クリスマスを迎えるにあたり、御子イエス様のご降誕の恵みを覚え、主の御国の到来が早まるように、ともにお祈りしましょう。
清宣教師