新型コロナウィルスに関する祈りの参考資料(5)(2020年6月1日)

今回は第5号です。少しずつ、将来に向けて、心の準備をするとともに、祈りの課題を更新してみました。

また、今回から教会の会員の方の証しなども紹介することいたします。希望者の方は、文字数800文字以下で、清宣教師のメルアド、nisitaga@khaki.plala.or.jp 宛て原稿をお送りください。掲載の可否はご一任ください。

 

  • いま、教えられること:地を治める役割に気づくために!(滝元順先生のメッセージから)

最近、滝元順先生が新型コロナ・ウィルスについて、ひとつの見解を発表されていました。私たちにとって参考になると思われましたので、その見解を紹介させていただきます。直接引用する場合は、「 」で示しています。

地球上には、新型コロナウィルスの出現を喜んでいる存在がいるというのです。それは、人類以外の被造物たちです。なぜなら、新型コロナウィルスの影響で人類の活動が制限された結果、陸・海・空を覆っていた排出ガスが激減し、スモッグで覆われていた世界中の空が、真っ青な美しい空に回復されたからです。「人間中心主義によって汚染され、うめいていた被造物世界は息を吹き返し、回復してきていると、と世界各地でレポートされています」。

ところで、キリスト教の世界では、近年、「福音とは何か」ということが話題とされることが多くなりました。その中で指摘されるようになったのが、人間中心主義のメガネを外して、創造主なる神の視点から真理に接するとき、福音とは人類だけに与えられた特権ではなく、神の被造物世界全体に及ぶものである、ということが改めて認識されるようになってきたのです。「新型コロナウィルス問題は、人間本来の使命『地を治める』という役割に気づかされるため、私たちに対する神からのメッセージを含んでいるように感じます。」と滝元順先生は述べています。

滝元順先生が指摘している事柄について、最近、テレビでも報道されていました、中国、インドなど、世界中で大気汚染がなくなっていることが報告されているとのことです。具体的には今年1月以降の月ごとの東アジアの衛星画像が紹介されていました。そこには、中国の都市部を中心に覆っていた二酸化窒素のスモッグが、都市封鎖の後、どんどん消滅している画像でした。各国の環境問題に関心のある人たちがこの変化に気づき、新型コロナウィルス(CORVID-19)問題の前と後の大空の写真をSNSに投稿しています。テレビに登場した専門家は、新型コロナウィルス(CORVID-19)問題も環境問題のひとつであり、総合的にとらえる必要がある、と指摘しています。そして、都市封鎖により消滅した大気汚染(スモッグ)の消失を契機として、これを新たなスタートして、この状態を維持しつつ、経済活動を継続する新たな道を模索したらどうか、と提案していました。このように新型コロナウィルスの問題が起こる前と後(ポストコロナ)では、環境問題だけでなく、さまざまな問題が提起され、改善がなされようとしています。

 

2.証し:新型コロナウィルスの影響のもと、外出自粛の生活(七宮玲子姉)

天と地を造られた主の御名を賛美します。武漢発のコロナ禍により、私と私の家族(持病のあることもあり)は、3月1日から家庭で礼拝を捧げています。3月29日からは送っていただいたDVDで、共に賛美し、宣教を聞く恵みに 与っております。部屋が小さいせいでしょうか? 司会者・説教者の(顔ではありません)語る一言、一言に集中できるという思いがけない恵みに気づかされました。もちろん、兄弟姉妹の顔が見られないこと、寂しいです! そして、今回の災いの中、わたしにも悔い改めることが。コロナ前、礼拝の奉仕で「主よ。今日、会堂に皆を集めてくださり、共に礼拝できる恵みを感謝します。」と祈ったことを思い出しました。口先だけの祈りではなかったのですが・・・。今、おなかの底からこの祈りにアーメン! 共に集えたことは、当たり前ではなく、ただ、あなたの恵みであったこと。次第に心鈍くなっていた私でした。お赦しください。また、このパンデミックが想定外でもあり、あの3・11の体験もよみがえりました。食料やマスクを買う人々の行列、同じ光景です。多くの命が奪われたあの夜、大空に星たちが輝いていた こと。傷ついた大地に、春を知り、咲いた福寿草、水仙、桜、神様の作品に、大きな慰めと癒しを受け取ったことなどを。あの震災で、三本木の夫の実家は傾きました。今も、週一回、家の手入れに出向きます。TVもなく、隣家の声も聞こえません。竹、梅、山桜等、夫は草刈りに、仙台ではニュースのチェックに駆り立てられる私も、小鳥の声を聞きながら草取り。なぜか自然に心が、主に向きハッと!情報は大事です。しかし主より先だっていないだろか?この原稿を書きつつ、「神様、私をもっとあなたに近づけてください。」と祈りました。

「まず神の国と神の義をもとめなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて

与えられます。」 マタイ6章33節。 最後に、三本木での句を紹介します。

梅の香に コロナは遠く 里の春 (今、梅の実がうずらの卵くらいに・・・・)

 

3.証し:新型コロナウィルスの影響のもと、1日1章の恵み(平間三也子姉)

新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言のために、西多賀教会も4月から礼拝、祈り会など、すべての集会が中止となり、教会堂が閉じられましたが、教会は礼拝のインターネット配信を始め、インターネットを利用できない人へは礼拝DVDを郵送し、自宅での礼拝を可能にしてくれました。なんとすばらしいことでしょう。その上DVDと一緒に1日1章のメッセージ原稿のコピーも送られてきます。本当にありがたいことです。

ずっと紙に印刷された1日1章を読みたいと思っていました。私の携帯は古く容量が小さいので、すぐにいっぱいになり、せっかくのメッセージが、どんどん消えていきます。それなのに白内障の手術を受けてからドライアイになり、携帯の画面を見ていると目がゴロゴロして、読み返したいのに1日分のメッセージを読むのに精一杯です。ずっと、もったいないと思っていました。それが毎日何回でも読み返せるようになりました。おまけに原稿は、まとめて送られてきますから、受け取ると聖書を読み進めメッセージも合わせて読み、以前よりずっと書かれている内容が理解できるようになりました。そして、もちろん前もって 読んでいても、その日の聖書箇所とメッセージを読む時、新しい感動と気づきが与えられます。今は特にヤコブの手紙ですから、いかに私の思いが自分中心に回っているか教えられる毎日です。自分の趣味や家事に走り回っていた毎日が、外出自粛となり、落ち着いてみことばに向き合う生活に変えられました。主のあわれみと恵みに感謝します。

 

4.祈りの課題

(1) 新型コロナウィルスの感染第2波が抑えられるように。北九州、東京、北海道で、第2波と思われる感染が発

生しています。国をはじめ、自治体の首長たちが正しい判断と適切な対応策をとることが出来ますように。

(2) 新型コロナウィルスを契機に問題提起がなされている環境問題など、専門家や政治家などの間で議論され、

地球環境問題の解決に向けての新たな取り組みが進められますように。

(3) 病院や教会など、いのちを支えるためにある施設が新型コロナウィルスの感染源になることがありませんように。

病院も、教会も、体や心の病を持つ人たちが集まる場所なので、感染のリスクが大きい場所でもあります。安全な場所となるように、細心の注意を払って感染の防止を徹底することが出来ますように。

(4) ポストコロナの経済の状況は、日本をはじめ全世界的に落ち込むことが想定されます。生活が成り立たなく

なっている方々、生計の基盤を失っている方々に、早急に必要な支援が及びますように。

(5) 日本をはじめ、宮城県、仙台市、西多賀地域(あるいは、みなさんの居住地域)の経済が、主の御手によって

祝福されて、住民ひとりひとりの生活が守られますように。観光地、外食産業、イベント事業、また、農業、漁業、畜産農家などが守られますように。教会員の方々が従事する会社、企業、組織などが守られますように。

(6) 夏から秋にかけて、異常気象や台風などの災害から守られて、秋には、豊かな作物の実りがありますように。

野菜や果樹、ハウス栽培農家、畜産農家などの働き手を守り、祝福してください。

(7) こどもたち、小中高生、受験生、大学生などの教育環境が改善されて、地域差が生じることなく、十分な教育を受けることが出来ますように。夏休み、冬休みの短縮などが混乱をもたらすことがありませんように。こどもたち、生徒たち、学生たちの心と体とをお守りください。今回の経験が益に変えられますように。

(8) 日本における新しい生活様式への転換が、企業のありかた、イベント、すべての分野でのありかたを変える中

で、スムーズな転換がなされますように。その転換の中で、困難を覚える方、置いてきぼりされる方がありません

ように。政治家をはじめ、各分野のリーダーたちの上に、主の導きがありますように。

(9) 高齢者の介護、デイケアサービスなど、少子化に伴う課題が山積しています。そのひとつひとつに、主の恵みと愛の中で、主のみこころにかなう解決の道へと導いてください。クラスター発生の危険からお守りください。また、経営者のうえに、大胆な発想とビジョンをあたえてください。祝福してください。

(10) 教会の集会のありかた、交わりのありかたなど、新しい生活様式の中でのありかたが確立されますように。

私たちにとって最も大きな力であり、最大の使命である、執り成しの祈りのネットワークなど、教団教派を超えて、多くのクリスチャンが参加できる24時間・連鎖祈祷のチャンネルの創設、創造論宣教、聖書の創造論講義の全国への発信基地としての西多賀教会の可能性など、新しい道が開かれますように。

 

5.聖書の勧め

信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びの

ゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。

へブル人への手紙、12章2節