新型コロナウィルスに関する祈りの参考資料(2)(2020年4月25日)

兄弟姉妹の皆様、新型コロナウィルスの収束のために、一致してお祈りするための参考資料です。今回は、第2号です。これは第1号の祈りを無効にするものではなく、第1号の祈りの課題を土台として、その上に積み上げる祈りとして利用していただけましたら感謝です。

しばらく、礼拝や祈祷会の集会がお休みとなっておりますが、 西多賀教会の玄関の横の花壇には、いつもの年と同じように、いま、桃のピンクの花やライラックの白い花が咲いています。創造主の美しい作品を感謝し、主を賛美します。

 

一般的な祈りの課題

 

  • 首相、全国都道府県の知事たちのため

安倍首相、関係閣僚をはじめ、緊急事態宣言のもとにある全国の都道府県の知事たちが、情勢を正しく判断し、的確な指示を出すことが出来ますように、また、それを支える専門家の人たちが適切な助言を出すことが出来ますように。これまでの感染症対策、疫学のチーム編成に加えて、臨床、治療の専門家チームが編成されて、地域の医療関係者に効果的な治療の指針を伝えることが出来ますように。

  • 新型コロナウィルスの対策が効果を発揮できますように。

新型コロナウィルスの感染の有無を判断するのに有用なPCR検査が、医師が希望するすべての人々に適用することが出来ますように、PCRの検査キット、検査のための施設(テント、ドライブスルーなど)が1日も早く、必要なだけ準備できますように。

また、すでに新型コロナウィルスの感染を受けて自然治癒した人たちの数を把握するための抗体検査の体制が、早期に整いますように。検査の正確さが求められる抗体検査のため、日本の国産の抗体検査キットが、早急に利用可能な状態となりますように。こうして、新型コロナウィルスの感染が、日本中にどの程度広まっているのか、正確な診断がなされて、今後の道筋が明らかになりますように。

  • 新型コロナウィルスの感染症に対して、適切な治療法が、早期に確立できますように。

新薬の開発と認可には10年かかるといわれており、ワクチン開発にも1,2年、その効果はあまり期待できないようです。まずは、これまですでに別の病気の治療薬として開発された7つの治療薬の効果について、早期に確認することが出来ますように。アビガン(抗インフルエンザ薬)、レムデシビル(エボラ出血熱治療薬)、カレトラ(抗HIV薬)、シクレソニド(ぜんそく治療薬)、フサン(急性すい炎治療薬)、アクテムラ(関節リューマチ治療薬)などが候補に挙がっています。 すみやかに臨床試験がなされて治療法が確立できますように。

  • 介護施設の働きのため

介護施設の慢性的な人手不足に加えて、新型コロナウィルスの影響で、介護が難しくなっております。介護施設でのメガクラスターの発生が抑えられますように、介護を必要としている家族に、効果的な介護の助けがなされますように、また、介護施設の職員の方々の健康と生活が守られますように。

  • ゴールデンウィークを迎えて、人の移動が極力おさえられますように。

帰省や仕事のスケジュールの変更がスムーズになされて、移動なしで解決できますように。

  • 仕事やさまざまな事情により、外出しなければならない兄弟姉妹のため

家庭の経済的な事情、その他、宅配、郵送など日常の生活の維持やコンビニなどの経済活動、介護や医療

などの職種の方々が新型コロナウィルスの感染から守られますように。

  • こどもたちの育児や家庭内での教育のため

保育園や学校の休校にともなう子供たちの育児や家庭内での教育にあたる両親のうえに、聖霊様の平安と守りがあり、ストレスが解消されて、良い交わりの時となりますように。

  • 受験生の学びのために

高校などの休校で受験勉強などの準備が出来なくて不安やストレスがある受験生の心が守られますように、また、必要な準備が出来ますように。聖霊様の知恵が与えられて、試練を乗り越える勇気があたえられますように。

 

  • ウェブ礼拝と牧師、スタッフ、宣教師の健康のため

現在、堅牧師は、教会員の方々がご自宅で礼拝に参加できるように、インターネットを利用するウェブ礼拝の構築に取り組んでいます。堅先生の賜物を生かして、録画の技術や放映の技術、また、配信プログラムの内容など、日夜、改良に取り組んでいます。ウェブ礼拝の利点の一つは、礼拝に来ることが出来ない方々がご自分の居場所で礼拝に参加できることに加えて、これまで西多賀教会の礼拝に参加したことがない方々(全国、全世界)が、関心をもってウェブ礼拝に参加してくださっていることです。つまり、目には見えませんが礼拝参加者が増えているということです。一方、欠点の一つは、ウェブ礼拝に慣れて、新型コロナウィルスの問題が収束しても直接、礼拝に参加しないで、実際の礼拝参加者が減少してしまう恐れがあることです。いま、ウェブ礼拝の参加者が増えるとともに、コロナ問題が収束した後には、むしろ、霊的な飢え渇きが増し加えられ、直接、礼拝に参加する方が増えますように。

牧師に加えて、葉子スタッフが、礼拝の奏楽、録画の準備、出来上がったDVDの配送、さらに、もろもろの事務的な処理をしています。教会員の状況により、対応が異なりますので、聖霊様の知恵をいただいて、教会員の方々が必要な情報を入手できるように、手配が出来ますように、お守りください。清宣教師は、1日1章の配信の原稿作成の準備、新型コロナウィルスの課題のための祈祷課題の準備、それに、ウェブ礼拝の司会、もろもろの発送作業のお手伝いなどをしております。それぞれの健康、牧師夫人、宣教師夫人の健康のためにもおいのりください。

10.世界各地で働く宣教師のため

アフリカ、ヨーロッパ、西アジア、東南アジアなどで働く宣教師家族が新型コロナウィルスの感染から守られますように。ある意味、移動が制限されており、孤立している状況にあると思われます。主の守りと平安がありますように。

 

新型コロナウィルスの影響下での証し

(1).2月の中国、武漢で街角に出ていくキリスト者たちの証し

兄弟姉妹が自分から街頭へ出て行って、道行く人々に「私たちはクリスチャンです。」「神様はあなたを愛しています。」と声をかけながら、トラクトとマスクを手渡している姿、大部分の人々が受け取っていく(これらの動画はすで当局によって削除)。感染力の強いウィルスなので、重度汚染の街へ出ていくだけでも勇気を要する。ましてや、見知らぬ人に近寄ろうとするものなどいないはずだ。さらに、極度のマスク不足で殴り合いのケンカまで起きているニュース画像を見る。世の中の動きとはまったく違うクリスチャンの生き方は、ひとびとにインパクトを与えないはずがない。

(2).3月のイタリヤ、ロンバルディア州の病院に勤務する38歳のジュリアン・アーバン医師の手記

病院では医師たちの悪夢が起こりました。初めは数人の患者たちが来院、それから何十人何百人の患者が押し寄せるようになり、医師たちは治療を施す立場から誰を生かして、誰を家に帰らせるか(そのまま亡くなるに任せるか)を分類するだけの人になりました。・・・悪夢の流れは今も流れていて、流れはどんどん大きくなっています。2週間前まで同僚と私は無神論でした。医師として普通のことでした。科学の領域に神の存在は必要ないと教えられて来たのですから。私自身教会に通う両親を笑っていました。9日前に75歳のひとりの牧師が入院しました。親切な方で、深刻な呼吸器の問題がありました。彼は聖書を持って来て、亡くなって行く人々の手を握り、その人たちに聖書を読んであげました。彼が聖書を読むのを聞いて、私たちの心が触れられました。我々医師たちはみな疲れ果て、絶望していました。精神的にも肉体的にも限界を超えていました。時間がある時、私たちも彼が読む聖書の言葉に耳を傾けました。私たちはもう限界を超えています。自分たちにできることはもはやなく、人々は次々と死んでいき同僚も二人が亡くなり、他の者も感染しています。ようやく我々は、神に助けを求めなければいけないということに気づきました。数分の時間を見つけられる時、私たちは神の憐れみを求めて祈っています。互いに話して驚くことは、少し前まで全くの無神論だった自分たちが、今は日々主の平安を求め、病気の人々を助けることができるように、医療行為を続ける力を、助けを、与えてくださいと主に祈っているのです。昨日、あの75歳の牧師が召されました。3週間で120人の人々の死を見ましたが、この方の死には打ちのめされました。この方はご自分の大変な身体状況にも関わらず、周囲の大変な状況にも関わらず、希望を失っていた私たちに平安をもたらしてくれました。このまま状況が好転しなければ私たちも彼の後を追うことになるでしょう。私は家には6日間帰っていません。いつ食事をしたかも覚えていません。自分には何の力もないと感じています。

 

医療従事者の方々への感謝の証し

午後3時と9時のサンキュウタイムに、とくに、日本の新型コロナウィルスの医療従事者への感謝の祈りと執り成しの祈りを捧げたいと思います。日夜、細心の注意を払いながら新型コロナウィルスの治療にあたる医療関係者、それに家族の方々のために、主の守りと祝福を祈ることは、私たちクリスチャンが出来る証しです。