1節では、「わが子よ。」と呼びかけ、3節では、「指に結び」「心の板に書き記せ」と勧めています。6章21節では、「首のまわりに結びつけよ」という表現でした。ともかくも、日常的に目につく場所に記しておいて、一日の間に何度でも、繰り返し、この教訓を覚えるようにと注意しています。それは、実際に、わきまえのない者たち、とくに若者たちは、女性の誘惑をうけると、ヘビに睨まれた蛙のように、その女性に付いて行ってしまう姿を見たからです(6節~23節)。「彼女は多くのものを切り倒した。彼女に殺された者は数えきれない」(26節)と記しています。多くの青年たちとその家族が、地獄の苦しみと破滅に引きこまれたのです。性的な誘惑は、すべての男性にとって、避けることが出来ない、大きな誘惑です。とくに、青年にとっては大きな誘惑です。両親の祈りと、家族の祈りが必要です。
今日の聖書箇所から教えられることは、とくに、若者や壮年の男性にとって、大きな誘惑であることを自覚して、あるいは、認識して、誘惑から守られるように祈る事、また、執り成しの祈りをすることの重要性です。背後には、サタンがいます。エデンの園でアダムとエバが誘惑されましたが、主なる神は、サタンと女の間に、「敵意を置く」と宣言されました。とくに、女性には、サタンの企みを見抜き、その企みを打ち砕く、執り成しの祈りの賜物が与えられていると考えられます。賜物を用いて、守りましょう。
清宣教師