きょうの個所も、比較的、分りやすい個所なので、分りにくいと思われる個所だけを取り上げます。1節:主の裁きにより、墓が暴かれて骨が野積みにされる。イスラエルの民にとって一番の恥辱は自分の骨が墓に葬られないことでした。彼らの骨は墓から暴かれ、彼らが偶像として拝み、慕っていた日や月や星の光に曝されるという裁きでした。まさに皮肉ですね。3節:悪い一族とは南ユダの民のことです。4節:子供たちでさえ倒れたら立ち上がる、ところが南ユダの民は背信を改めて、主に立ち返ろうとしない。6節:戦いのとき馬の両目の脇に覆いをつけて、前しか見えないようにする。そうすると馬は前進するしかなくなる。そのように南ユダの民は、悔い改める(方向転換)ことなく、ひたすら、悪事に走っている。8節―9節:南ユダの民は「自分たちは神の律法を知っている」と大言壮語している。しかし、その生活ではまったく実を結んでいない。神の前には神の律法をまったく知らないものに等しい。それにもかかわらず、彼らは「私たちは知恵ある者だ。私たちには主の律法がある」と言っている。しかし、その生活では神の知恵を退けている。だから、神の裁きを受ける(10節―17節)。13節:ぶどうの木、いちじくの木とは南ユダの民のこと、かれらは神のみことばの実をまったく結んでいない。だから、放っておかあれる。16節:ダンとはイスラエルの最北端の町であり、北のバビロンの方から軍馬のいななきが聞こえてくるとき、イスラエルは恐怖に陥る。18節―22節(エレミヤの嘆きのことば)19節:「主はシオンにおられないのか。シオンの王は、その中におられないのか」と叫ぶのは、ユダの民たちのことば。「なぜ、彼らは自分たちの刻んだ像により・・・・引き起こしたのか」は主のことば。20節:「刈り入れ時は過ぎ、夏も終わった。それなのに、私たちは救われない」とは南ユダの人たちの叫び。つまり、バビロン捕囚にあっているのに、解放の時が来ていないという。21節:エレミヤが南ユダの民に語りかける。「わたしの民の娘のために、私も傷つき、私は憂え、恐怖が私を捉えた。」22節:ギルアデは、ヨルダン川の東側の地にあり、乳香は有名でありその地には傷を癒す名医たちがいた。しかし、民は癒されない。この21-22節は、預言者エレミヤの嘆きと苦悩を述べているが、これは主ご自身の苦悩と嘆きに他ならない。それから数百年後、イエス様も、頑ななエルサレムの住民たちに対して、「ああ、エルサレム、エルサレム」と嘆息され、涙を流された時があった。
今日の聖書箇所から教えられることは、主が「わたしはあなたの悩みを確かに見、叫びを聞いた。わたしはあなたの痛みを知っている」と語られる時、それは真実です。私たちが、主から離れている時、主は苦悩されます。しかし、私たちが信仰者としての苦悩を受け留めて、主のみことばに立つとき、主は喜ばれます。「望みを抱いて喜び、艱難に耐え、絶えず祈りに励みなさい」(ローマ人への手紙12章12節)。
清宣教師
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