一昨日は、ヨシュアの晩年が描写されていました。ヨシュア記131節です。「ヨシュアは年を重ねて老人になった。」ところが、主なる神は、老人であるヨシュアに対して驚くべきことを告げられました。「主は彼に仰せられた。『あなたは年を重ね、老人になったが、まだ占領すべき地がたくさん残っている。その残っている地は次のとおりである。ペリシテ人の全地域、ゲシュル人の全土、・・・・・。』」つまり、まだ占領すべき地がたくさん残っていると言われたのです。しかも、主は具体的に未占領の地域を示されました。皆さんはどのように感じられたでしょうか? 今年70歳を迎えた私には大きな重荷と同時にまた大きな励ましが与えられました。確かに、日本中、まだまだ、創造論の未宣教地が残されていますから。

そして、昨日は、カレブの晩年が記されていました。「カレブが、ヨシュアに言った。『主がカデシュ・バルネアで、私とあなたについて、神の人モーセに話されたことを、あなたはご存じのはずです。主のしもべモーセがこの地を偵察するために、私をカデシュ・バルネアから遣わしたとき、私は四十歳でした。(中略)主がこのことばをモーセに告げられた時からこのかた、イスラエルが荒野を歩いた四十五年間、主は約束されたとおりに、私を生きながらえさせてくださいました。今や私は、きょうでもう八十五歳になります。しかも、モーセが私を遣わした日のように、今も壮健です。私の今の力は、あの時の力と同様、戦争にも、また日常の出入りにも耐えるのです。どうか今、主があの日に約束されたこの山地を私に与えてください。・・・主が約束されたように、私は彼らを追い払うことができましょう。』」(ヨシュア記146節~12節)。85歳になっても、40歳の時の頃のように壮健であるとカレブは宣言しています。そして、実際に、ヨシュアの許可をもらい、新たな戦いに出て勝利を収めました。

すでに、私には、ダニエル書1213節の「あなたは終わりまで歩み、休みに入れ。あなたは時の終わりに、あなたの割り当ての地に立つ。」というみことばが与えられていますが、カレブのように、私も人生の最後まで、主に仕えようと思いを新たにしました。そういえば、モーセの晩年についても、記されていたことを思い出しました。「モーセが死んだときは百二十歳であったが、彼の目はかすまず、気力も衰えていなかった。」(申命記347節)。目が少しかすみ始め、気力が衰え始めた私には、大きなチャレンジのことばです。皆様もぜひ、健康に気を付けて、身体を鍛え、霊性を整えて、人生の最後まで仕えることが出来ますように、日常生活を管理して下さい。このことに気が付くのが早ければ早いほど、しっかりした土台を築くことができると思います。

きょうの15章では、12部族の中のユダ族の割り当て地が最初に記されています。ユダ部族の境界(Ⅰ-12節)、カレブとオテニエルの所有地(13-19節)、ユダの町々(20-63節)について記されています。聖書の巻末の付録の地図、「12部族に分割されたカナン」を参照してください、ユダの町々については、地理的に4つの地区に分けて列挙されています。(1)ネゲブの町々(21-32節)、(2)シェフェーラー(低地)の町々(33-47節)、山地(丘陵地帯)の町々(48-60節)、荒野の町々(61-63節)に分けられています。地理的な区域とは、大体、次のようになっています。死海の西岸から地中海までの間を、死海に近い部分を「ユダの荒野」、その西側を「ユダの山地」、さらにその西側を「シェフェラ(低地)」、その西側が「ペリシテ平原」で、その西側が地中海です。これら3つの地域の南方にある乾燥した平原地域が「ネゲブ」です。

それでは、また。今日も天国の一日を感謝します。

清宣教師