雪解けの どろ道を避け 雪の上 先行く人の 足跡おおし
久しぶりに笊川の散歩に出かけました。車の往来の激しい国道286には先週の大雪のあとをみることが出来ませんが、笊川の散歩道に入ると、まだまだ、大雪の影響が残っていました。雪解けの泥道を避けて、雪の上を歩きました。すると、先を行く人も同じように考えたのだと思います。多くの足跡が残っていました。
笊川に あたたかそうに 群れをなす 数えてみれば 12羽のカモ
笊川の堤防の上を歩いていくと、川の中に、カモが群れをなしていました。寒そうな格好ではなく、むしろ暖かそうにこちらを眺めているようです。もう少しいくとずっと離れたところにカモが一羽いました。こちらは、なんとなく寒そうに見えました。見る人の思いによって暖かそうに見えたり、寒そうにみえたりすることを学びました。
帰り道、もうひとつのことに気づきました。川を挟んで、両岸の景色がまるで違います。川の両岸はV字型になっています。川を挟んで南側にある斜面は陽があたらず一面の雪の原です。しかし、川を挟んで北側にある斜面は一日中、陽があたるので雪はまったく消えており、地面が出ています。これは川を基準に川の両側を見たときの違いです。
一方、堤防の左右を見てみますと、堤防の南側は陽があたり雪はなく、堤防の北側斜面は一面に雪が残っていました。川を基準に両岸を見るか、堤防を基準に両側の斜面を観察するかで、大きな差があります。しかし、南向きの斜面、北向きの斜面という基準で見れば、南向きの斜面には雪がなく、北向きの斜面には雪が残るという法則が見えてきます。
何を基準にするか、どこの視点から観察するかで、結論が大きく異なります。また、自分の主観でも、大きく異なります。寒そうに見えたり、あたたかそうに見えたりします。やはり、聖書の真理を基準にしてみない限り、正しい結論を得ることは不可能であることを教えられました。