きょうの詩篇も、「都上りの歌」という表題がつけられています。詩篇130篇は、「悔い改めの7つの詩篇」と呼ばれているものの一つです。
内容的には、「私は」という表現がなされており、個人の悔い改めのようですが、終わりの7節、8節で、イスラエルの民(会衆)への呼びかけが加わり、神殿での礼拝において、用いられたようです。この個人とは、神殿の祭司が、主の御つげを受けて語ったことばということも考えられます。罪の赦しと将来への希望が展開されている所から、葬儀の時に読まれることが少なくないそうです。
1節―4節は、悔い改め。
詩篇の作者は、深い淵の中から、つまり、自力では脱出することが出来ない絶望的な状態の中で、天に向かって、主なる神を呼び求めています。その深い底へと落ち込んだのは、自分自身の罪のゆえであることを自覚しています(3節、8節)。しかし、主の憐みのゆえに、祈りに耳を傾けて下さるように嘆願しています。主は赦しの神であることを知っています。主が恐れられるのは、罪を罰する恐ろしい神であるというだけでなく、無限の慈しみをもって罪を赦してくださる神の愛の深さのゆえに、人々は神を畏れるのです。
5節―6節は、主への待望。
主を待ち望み、主からの確かな赦しのことばを与えて下さるように願い求めています。それは、神殿の警護の任にあたっている夜回りが、徹夜の仕事をおえて、休息の夜明けを待つようです。いいえ、その夜回りの夜明けを待つ切なる思いよりも、もっともっと、強い思いで、私はあなたのことばを待ち望んでいます。
7節―8節は、イスラエルへの勧め。
イスラエルよ、主を待ちなさい。主には豊かな恵みがあり、主はすでに代価を払って買い取られる計画を立てておられます。大丈夫。イスラエルよ、あなたは、贖い主の尊い犠牲(賠償金の支払い)により、贖われて、自由にされるのだから、主を信じて、待ち望みなさい。
あらかじめ、お知らせいたしますが、炎のランナーPJの創造論宣教の一環として、9月4日(金)から7日(月)まで、北海道の道南にある七飯地区、森地区にある3つの教会を訪問することになっております。今年で4年目に入ります。まず、土曜日は七飯福音キリスト教会で午前と午後の2回のセミナー、日曜日は森福音キリスト教会での午前の礼拝宣教と午後のセミナー、それから、車で移動して、夜、ホープチャーチでのセミナがあります。土曜日と日曜日で、合計5回の創造論宣教の機会が与えられています。主のご計画の中での宣教旅行ですので平安がありますが、願わくは、これらのすべての集会において、聖霊様がメッセージを通して語って下さり、会衆一同の上に、真理の御霊による解放と癒し、喜びの御業が現されますように、お祈りの支援をお願いいたします。なお、9月8日(火)と9日(水)は、夏季休暇として休みをいただきました。というわけで、9月4日(金)から9日(水)まで、1日1章の配信をお休みさせていただきますので、どうぞ、ご了承ください。
きょう、信仰のタネを蒔きましょう。必ず、収穫する時が来ます。家族や親せきの救いのために、信仰のタネを蒔きましょう。信仰の祈りのことばが、実を結ぶことを期待して、信仰の祈りのことばのタネを蒔きましょう。
清宣教師
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