今朝は、6か月ごとの検査のため、日赤病院に妻を送りました。その帰り道、紅葉がとても美しく、こころが清々しくなりました。教会の駐車場で車を降りたら、ちょうど、真人くんが幼稚園バスに乗るために出かけるところでした。昨日まで熱があってお休みしていたので、きょうは元気になって幼稚園にも行けるようになった真人くんですが「寒い、寒い」といいながらバイバイしました。笑顔を見ると心がなんとなく温かくなりました。
さて、パウロは、アグリッパ王とベルニケ、総督フェスト、千人隊長、カイザリヤ市の首脳たちが一堂に会している講堂に、いよいよ、入場することになりました(25章23節)。フェストが、出席者に対して、まず、総督フェストが、この集まりの趣旨について説明ました。とくにアグリッパ王に対して、協力を求めるものであることも説明しました。(25章26節、27節)。
さて、アグリッパ王はパウロに対して「あなたは、自分の言い分を申し述べてよろしい」と言いました。そこで、パウロは手を差し伸べて弁明し始めました。パウロは、イエス・キリストの証しを、公けに、多くの人たちに語る機会を得たのです。主がアナニヤを通して、パウロに語られたことが実現しているのです。「あの人はわたしの名を、異邦人、王たち、イスラエルの前に運ぶ、わたしの選びの器です」(使徒の働き9章15節)。また、かつて、イエス様は弟子たちに次のように言われたことがあります。「人々はあなたがを捕えて迫害し、会堂や牢に引き渡し、わたしの名のために、あなたがたを王や総督たちの前に引き出すでしょう。それはあなたがたの証しをする機会となります。それで、どう弁明するかは、あらかじめ考えないことに、心を定めておきなさい。どんな反対者も、反論もできず、反証もできないようなことばと知恵を、わたしがあなたがたに与えます」(ルカの福音書21章12節~15節参照)。
こうして、パウロは、弁明を始めました。パウロ自身の回心の証しでした。第1に、回心前のこと(4節~11節)、第2に、回心のこと(12節~18節)、第3に、回心後のこと(19節~23節)、これは弁明という名を借りた伝道説教でした。証しというのは、個人の体験であり、否定しようがないものであり、また、分り易いものです。私たちも、イエス様を信じる前、信じたとき、信じた後のことを分り易く、お話しできたらと思います。
この中で私なりに心に響いたのは、パウロが主から、「わたしは、この民と異邦人との中からあなたを救いだし、彼らのところに遣わす。それは彼らの目を開いて、暗闇から光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、わたしを信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させ、聖なるものとされた人々の中にあって、御国を受け継がせるためです。」(26章16節~18節)の個所でした。改めて、宣教の目的、主が私を宣教の器として召された目的を教えられました。私たちの宣教の目的は、ここにあります。
さて、パウロが伝道説教をしていることに気付いたフェストが、口出ししました。それをきっかけに、パウロはアグリッパ王に信仰の決断を促しました。アグリッパ王は、「あなたはわずかなことばで、私をキリスト者にしようとしている」と言い訳して、直接的な回答を避けました。しかし、パウロは、「ことばが少なかろうと、多かろうと、私が神に願うことは、あなたばかりでなく、きょう私の話を聞いている人々がみな、この鎖を別として、私のようになってくださることです。」と言って、メッセージを閉じました。私の想像ですが、ここで、どっと、大きな笑いが起こったと思います。「この鎖は別として」というユーモアが緊張の中に、笑いをもたらし、パウロが切に願っていることが、イエスを信じることであるということが、良くわかったと思います。また、パウロが何も死刑や投獄にあたることをしていないことを、聴衆たちに確信させたと思われます。
清宣教師
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