今日から、ヨシュア記に入ります。新しい書に入るたびに、いつも感じることですが、「継続は力です」。ともかく、1日1章でも、続けていさえすれば、いつかは、ひとつの書を読み終える時が来ます。そして、その繰り返しの積み重ねで、聖書全巻を読むことが出来るのです。
「さて、主のしもべモーセが死んで後、主はモーセの従者、ヌンの子ヨシュアに告げて仰せられた。」ということばから始まります。ヨシュア記は、偉大な指導者、モーセの後を継いだヨシュアが主の導きと助けにより、イスラエルの民たちを約束の地であるカナンに導き入れ、各部族に、それぞれの相続地を割り当てる働きを描いています。ほぼ、45年に及ぶ歴史の記録です。時期的には、紀元前千五百年くらいの出来事です。全体的に見るべきポイントとしては、第1に、戦いの真の指揮官は、主なる神であること。第2に、モーセの後継者としてのヨシュアの指導者としての適性と働き、第3に、神と、神が立てられた指導者であるヨシュアに対するイスラエルの民たちの態度、が挙げられます。
ヨシュア記を 大きく分けると、前半(1章~12章)が約束の地カナンの征服、後半(13章~24章)が各部族への相続地の割り当てとなっています。さらに細分すると、1章から5章までは、約束の地への入国について記しています。6章から12章までは、約束の地の征服の記録が記されています。
今日の1章では、主はヨシュアに対して、3つの命令をしています。第1に、「今、あなたとこのすべての民は立って、このヨルダン川を渡り、わたしがイスラエルの人々に与えようとしている地に行け。」という命令です。それに続いて、「あなたがたが足の裏で踏む所はことごとく、わたしがモーセに約束したとおり、あなたがたに与えている。・・・わたしは、モーセとともにいたように、あなたとともにいよう。わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。」という約束を持って、ヨシュアの心を励ましています。第2に、「強くあれ。雄々しくあれ。」という命令です。イスラエルの全軍を指揮するヨシュアに対して「強くあれ、雄々しくあれ」とは、一見すると、似合わない言葉のようにも見えますね。ヨシュアは、アマレクとの壮絶な戦いで勝利をおさめた経験のある信仰の勇者です。それでも、指導者は孤独であることを、主は良く知っておられました。「強くあれ、雄々しくあれ」という神のみことばに、ヨシュアはどれほど、励まされたか、と思います。それには、明確な目的があることも、併せて、語られました。「わたしが彼らに与えるとその先祖たちに誓った地を、あなたは、この民に継がせなければならないからだ」。これは、主のご計画を成就するための尊い働きなのです。 第3に、「わたしのしもべモーセがあなたに命じたすべての律法を守り行なえ。これを離れて右にも左にもそれてはならない」。神のみことばこそ、全世界どこを探しても見つけることが出来ない宝です。神のみことばを守るために、証しの民としてイスラエルの民は主によって選ばれたのです。これら3つの命令を伝えられた後、主は、もう一度、ヨシュアに、命令と約束を与えられました。「わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである」。
後半の10節~18節では、ヨシュアは、いよいよ、民のつかさたちに糧食の準備をするように命じました。これから三日のうちに、ヨルダン川を渡るので、しかるべき準備をするように、すべての民たちに伝えました。そのあと、とくに、ルベン人、ガド人、それにマナセの半部族に対して、ヨルダンの東側に相続地をもつことを、改めて確認するとともに、彼らこそ、先頭にたってヨルダン川を渡り、ヨルダン川の西側を相続する9部族半のために、戦うべきことを命じました。それに対して、彼らは、ヨシュアに対して、「あなたが私たちに命じたことは、何でも行ないます。また、あなたが遣わす所、どこへでもまいります。私たちは、モーセに聞き従ったように、あなたに聞き従います」と答えました。このように、2部族半の人たちは、ヨシュアに対して、信仰をもって応えました。指導者ヨシュアにとって、彼らの応答のことばは、とても力になったことと思います。リーダーとそれに従う人の一致こそ、主が喜ばれることです。
きょう、教会の牧師や役員の方々のために祈りましょう。私たちにも、主から与えられている相続の地があります。仙台の地、宮城県の地、東北の地、それに、日本の地です。自分たちの足の裏で踏むときに、そこは相続の地となります。一歩、一歩、足の裏で踏むことですね。すでに、皆様の家庭も、職場も、地域も、あなたの相続地です。すでに、あなたの足の裏で踏んでいます。主の霊が、私たちの相続地に働いて下さり、魂の収穫を得させてくださいますように。
清宣教師
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