7章は幻とその意味、終わりの日の預言です。1節―3節は、第1の幻、4節―6節は第2の幻、7節―9節は第3の幻です。それぞれ、幻の解き明かしが示されています。また、第1と第2の幻ではアモスが、執り成しの祈りを捧げています。10節―17節は、預言者アモスとアマツヤの二人の論争が記されています。アマツヤは北イスラエル王国の聖所の祭司であり、神殿を管理する重要な人物でした。アマツヤは、アモスに対して、アモスの身を心配して、北イスラエルから故郷のユダに帰って預言するようにとの勧告をします。しかし、アモスは、この勧告(妥協案)を退けました。主が命じられたので、それを果たさなければならないことを明確にしました。今日の個所は、私たちの「執り成しの祈り」の重要性を教えています。主の裁きの宣告が私たちに示される時、私たちが主に執り成しの祈りを捧げるなら、主はその祈りを聞いてくださるということです。災いを思い直してくださるのです。いま、私たちも日本の国のために祈っています。原発の事故の収束のためにも祈ってきました。その中で、実際、主はその災いを最小限にして守っていてくださっています。福島第1原発は危機的な状況の中で、何度も、奇跡的にさらに重大な事故とならないように守られてきました。今後も祈り続けましょう。また、米中戦争の危機、インドとパキスタンの紛争解決のためにも祈りましょう。
清宣教師