今日からヨナ書に入りました。イエス様のお生まれになった時から、およそ700年も前のことです、イエス様が育ったナザレの村から、北東5キロメートルのガテ・へフェルの村にアミタイの子、ヨナが生まれました。ヨナは北イスラエル王国の預言者として活躍しました。ヨナは、ヤロブアム2世が領土を拡張して、ダビデやソロモン時代の繁栄を取り戻すことを預言しましたが、その通りに成就しました。そういう意味では、王からも国民からも認められていた有名な預言者だったようです(列王記、第2、14章25節参照)。ある時、ヨナはアッシリヤ帝国の首都、東の果てのニネべの町へ行き、悔い改めのメッセージをするように主から命じられました。しかし、イスラエルの脅威であるアッシリヤが滅びることを願うヨナは、主の命令を嫌って、ニネべとは正反対の西の果て(タルシシュ)に逃げようとしました。それで、地中海に面した港町ヨッパへ下り、タルシシュ(現在のスペインにある町)行の船に、船賃を払って乗り込みました。それが、きょうの1章です。あとは、どうぞ、聖書をご覧ください。とてもわかりやすい個所です。
清宣教師