エホヤキム王の時代、バビロンの王に従属するものとなりましたが、3年後に、反旗を翻しました。しかし、周囲の国々から略奪をうける結果となりました。そして、エホヤキムは死に、その子エホヤキンが王となりました。エルサレムで3か月間、王となりましたが、バビロン軍の包囲を受けて、バビロンに降伏しました。エホヤキンを始め、その母も、家来も、高官も、宦官もみな、捕虜となり、バビロンに連れ去られました。同時に、バビロンは主の宮の財宝と王宮の財宝をことごとく運びだして、バビロンへ持ち去りました。さらに、すべての高官、有力者1万人、すべての兵士7千人、職人や鍛冶屋千人、勇敢な戦士もみな捕囚の民となりました。さらに、バビロンの王は、ゼデキヤを王として立てました。ゼデキヤは21歳で王となり、エルサレムで11年間、王でした。しかし、ゼデキヤはバビロンに反逆します。
この辺の事情は、エレミヤ書に詳しく記されていますが、主のみこころは、南ユダがバビロンの王に服従することでした。それは預言者エレミヤを通して、何度も何度も語られていた事でした。しかし、南ユダの王たちは、主のみこころに逆らうばかりでした。主は憐み深いお方です。しかし、主の正義も行われます。何度も何度も、繰り返し、主のみことばを無視し続けるとき、最後には、主の裁きがなされます。それは明日の25章で明らかになります。
話題は変わりますが、1946年の6月、世界で初めてのコンピューターが作動したことが知られています。その名は、「エアニック」とよばれ、「Electronic numerical integrator and computer」の略です。ペンシルヴァニア大学で完成された世界最初の汎用電子計算機です。このコンピューターには18,000本の真空管が取り付けられたおり、その重量は30トンで、大きな部屋いっぱいのものでした。現在のあの、軽くて小さなパソコン(personal computer)でさえ、エアニックよりも、はるかに大きい能力をもっています。この数十年間における固体電子工学におけるコンピューターの設計の進歩は著しいものでした。しかし、私たち人間の頭脳は、どんなに進歩したコンピューターでも追いつくことができないほど、複雑で優れています。だれが、こんな人間の頭脳を生み出したのでしょうか?進化論者のいうように、偶然の積み重ねですか?50億年、いや50兆年かかっても、決して偶然の結果、生み出されることはありません。物質自体は、情報を生み出すことは、決してできないのです。情報は、知的な存在者によってのみ、生み出されるものです。人間の頭脳は、人間の英知を遥かに超えた無限の叡智をもつ、全知全能の神の存在を証しているのです。
日本の国が、創造主を知り、創造主を愛する国民として、生まれ変わりますように! 共にお祈りいたします。
清宣教師