主の御計画は完璧です。しかし、現実に起こる様々な出来事は、そのことを忘れさせてしまうように思います。今日の個所では、ダビデは、サウル王の追跡を避けて、当てのない逃亡の旅を続けています。どこに主の完璧な計画があるのでしょうか?しかし、私たちはサムエル記第2の記事を知っています。ダビデ王の即位を知っています。すべてを知るときに、主の御計画は完璧であることに同意せざるを得ません。当てのない旅の中にも、主の御計画があります。きょう、自分は当てのない人生を送っていると感じている方はおられませんか。しかし、あなたは主の御計画の中にあります。創造主がご自分が愛していのちを与えられた者に注意を払わないで放っておかれることはあり得ないのです。エペソ人への手紙1章に次のように記されています。「神は私たちを世界の基の置かれる前からイエス・キリストにあって選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされました。神は、みむねとみこころのままに、私たちをイエス・キリストによってご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めておられました。・・・・この方にあって私たちは御国を受け継ぐ者ともなりました。みこころによりご計画のままをみな行う方の目的に従って、私たちはあらかじめこのように定められていたのです。」
1節―5節:ダビデは、ハレテの森から西方約10キロメートルのところにあるケイラの町がペリシテ人に襲われていることを知りました。主のみこころをうかがうと、ケイラの人を救うようにとのことでした。それで、ダビデは家来たちの反対を説得してケイラに行き、ペリシテ人を打ち、ケイラの人を救いました。
6節―14節:しかし、サウルがこのことを聞きつけて、ケイラに下ってくるというニュースが届きました。ダビデは主にうかがいました。そして、サウルが下ってくること、ケイラのひとたちは、ダビデをサウル王に渡すであろうとの主からの警告を受けました。それで、ダビデは、部下と共に、ケイラを出て、再び、さまよいの旅にでました。このとき、ダビデの部下は600人に増えていました。
15節―18節:サウル王と部下たちが必死になってダビデを探しても見つからないのに、ヨナタンは、難なくダビデの居所を突き止めました。そして、ダビデに会い、神の御名によってダビデを励ましました。また、ダビデがイスラエルの王となることを知っていると告白しました。そして、契約を更新しました。ダビデにとって、ヨナタンは心のオアシスのような存在であり、神様からの贈り物でした。
19節―29節:これまでは、ダビデと部下たちは、地の利を生かしてうまく逃亡していました。しかし、今度は現地に住むジフ人がサウルに協力を申し出たことで、形勢は一変しました。そして、遂に、ダビデと部下たちは、追い詰められました。山の向こう側とこちら側です。そのとき、間一髪、サウルのもとにペリシテ人が突入してきたというニュースが入り、サウル王はダビデを追うのをやめて、ペリシテ人を迎え撃つために出て行きました。そこで、この場所は、「仕切りの岩」とよばれました。危機一髪、しかし、主の御計画は完璧でした。主は生きておられます。きょう、主よ。あなたの導きと守りがあることを信じて感謝します。
清宣教師