心こめ みんなで祈る 人質の 解放願う 祈祷会なり
イスラム国に人質としてとらえられている後藤さんと湯川さんの即時解放を願い、朝と夜の祈祷会で祈りました。とくに、後藤さんは、日本基督教団田園調布教会の信徒であり、国際ジャーナリストとして活躍してこられた。今回のシリア行きも、明確な使命に基づいたものでした。「私が取材に訪れる場所=『現場』は、『耐えがたい困難がある、けれどもその中で人々が暮らし、生活を営んでいる場所』です。困難の中にある人たちの暮らしと心に寄り添いたいと思うのです。彼らには伝えたいメッセージが必ずあります。それを世界に向けてその様子を発信することで、何か解決策が見つかるかもしれない。そうすれば、私の仕事は『成功』ということになるのでは」と過去のインタビューで述べておられます。ところで、後藤氏はいつも取材に出かけるときに小さな聖書を手放さず持っているそうです。十数年前に母教会の牧師から頂いたもので、そこには「神は私を助けてくださる」(詩篇54:6)という言葉が記されています。「この言葉を、いつも心に刻み込んで、私は仕事をしています。多くの悲惨な現場、命の危険をも脅かす現場もありますが、必ず、どんな方法かはわかりませんが、神様は私を助けてくださるのだと思います」とも述べておられます。
祈祷会で、この証しを紹介させていただき、心を込めてお祈りいたしました。
清宣教師