表題は、「ダビデがサウルから逃れて洞窟にいたときに」と記されています。
サウル王の手を逃れて、なんとか、辺境の地の洞窟にたどりつきました。しかし、そこにも、執拗にサウロ王の追撃の手が伸びてきたのです。ダビデは、神の御守りの翼の中に入れられることを求めて、雛鳥に例えて祈りを捧げていますが、しかし、それで終わるのではなく、神の方から積極的に、守りの翼を広げて覆って下さるので、危険の中にあっても心配しない、という信仰の告白の歌となっています(7節~11節)。
「御翼」(1節)とは、天地を覆う神の恵みとまことであり、大空から翼を広げて舞い降りてきて雛鳥を守る親鳥に似た神の助けを歌っています。神の翼は大きく広げられ、大空から地上の雛鳥を見守って下さるのです。
3節の「天からの送り」とは、恵みとまことであり、神の両翼です。
4節では、ライオンの中で、つまり、危機の中でも、横になっています。つまり、確信をもって眠ることが出来ることを表しています。5節は、神の守りと救いの高さ(天)、広さ(全世界)を歌っています。
6節は、私は神の守りで穴に落ち込むことはないが、悪人は逆に自分の穴に落ち込んでしまうと告白します。
7節は、「私の心は揺るぎません」とは、神が私のために新しい心を作って下さるからです。
8節は、普通は暁が人の目を覚ますのですが、ダビデは、喜びのあまり、賛美を捧げて暁を呼び寄せたいと願うのです。
9節は、神の救いを地の果てまで、遠く広い地域まで証ししたいという壮大な願いです。
10節は、9節を受けて、神の恵みの翼は大空に拡がり、神の真実の翼は雲の高さに達していますと歌います。
それが自然に11節のことばとなっています。「神よ。あなたが、天であがめられ、あなたの栄光が、全世界であがめられますように」
全世界の国民が、創造主の恵みと栄光の中で創造され、維持されていることを悟り、創造主なる神に礼拝を捧げる者として変えられますように。この日本で、創造主の御名があがめられますように。主よ。日本の地の果てまでリバイバルをもたらす教会として、私たちひとりひとりをお用い下さい。今日、実施された大内家の食事会に出席された一人一人のうえに、主の導きと救いがありますように。明日の宇都宮聖書バプテスト教会での礼拝と午後のセミナーの創造論の宣教の時を祝福して下さい。私たちの手にある5つのパンと2匹の魚を祝福して、多くのたましいの救いを与えて下さい。
清宣教師