トントントン 足音立てる 真人くん 元気なリズム ちょっぴり寂し
教会の戸をあけて、会堂に入ると、牧師館である2階から、トントントンと真人君の足音が聞こえてきます。
きょうも元気だな、と思うと、気持ちも明るくなります。
しかし、朝から走り回る真人くん、もっと広いところを駆け巡りたいのだろうな、という思いが横切ります。
そして、真人くんと駆けっこしてあげたいなという思いが生じます。
でも、これから仕事だから無理だということであきらめます。
ちょっぴり、さびしい気持ちになります。
真人君が元気なことを神様に感謝して、気を取り直して、旧会堂を通り抜け、中2階の仕事場に向かいます。