今日の詩篇61篇は、内容的には、2節に記されているように、神の都エルサレムから遠く離れた「地の果て」からの叫びです。そこから、神の幕屋のあるエルサレムに帰ることを願う詩です。1節―4節は、地の果てからの叫びと願い。5節―8節は、神の御前での確信と決意です。信仰者でも、気落ちする時があります。しかし、主への嘆願と祈りを通して、執り成しの祈りを通して、確信へと導かれるのです。そして、地の果てにある者にも豊かな救いが与えられました。そのように、現在の私たちにとっても、心が衰え果てる時、あたかも地の果てから呼ばわるように思える時でも、主は救いをもたらしてくださいます。どのような状況にあろうとも、主の真実は変わりません。
今日の聖書箇所から教えられることは、主は、私たちの避け所であり、敵に対して強いやぐらとなって下さるお方です(3節)。そして、主なる神様は、大きな、大きな翼を広げて、私たちひとりひとりを覆って下さいます(4節)。今日の一日も、主よ、あなたの御手に委ねます。私たちをお守りください。
清宣教師