きょうの4章は、トップバッターとして、テマン人エリファスがヨブに話しかけます。ヨブを、一般論で攻めたてます。「だれか罪のないのに滅びたものがあるか。どこに正しい人で絶たれた者があるか」(4章7節)。「人は神の前に正しくありえようか。人はその造り主の前にきよくありえようか」(4章17節)。こうして、災いを受けているヨブは、罪を犯したに違いないという結論をだすのです。真実はその逆で、神がヨブを潔白で正しい者とみておられるがゆえの試練でした(1章8節、2章3節)。しかし、天上での出来事を知らない3人は、地上でのヨブの現実の姿をみて、無実のヨブを攻めたてるのです。
清宣教師