今日の詩篇62篇は、さまざまな試練の中で、私たちに励ましをもたらす詩篇です。「民よ。どんなときにも、神に信頼せよ。あなたがたの心を神の御前に注ぎ出せ。神は、われらの避け所である」(8節)という神様からのアドバイスを受けている私たちは幸せです。「私のたましいは黙って、ただ神を待ち望む。私の望みは神から来るからだ。」(5節)。このように神様に応答することができる人は、なんと幸せなことでしょう。そして、「神こそ、わが岩、わが救い、わがやぐら。私はゆるがされることがない。私の救いと、私の栄光は、神にかかっている。私の力と避け所は、神のうちにある」(6節、7節)と告白したいですね。
今日の聖書箇所から教えられることは、海岸に波が打ち寄せるように、日々、押し寄せてくる試練の中でこそ、私たちの信仰の姿勢が形成されていくことです。きょう、主に信頼するという決意を新たにして、告白しましょう。「私の魂は黙って、ただ神を待ち望む。私の救いは神から来る。神こそ、わが岩。わが救い。わがやぐら。私は決してゆるがされない。」(1節、2節)。
ところで、1967年12月29日のことでした。「ブラックホール」という呼称が、この日初めて天文学者のジョン・ホイラーによって、ニューヨーク市の会議で用いられました。神なき人生は、まるでブラックホールのようです。すべてのものを飲み込み、途方もない重力で閉じ込めてしまい、再び、そこから出ることは、ほぼ不可能です。「若い日に、創造主を覚えよ」という聖書のことばは、真理です。一方、無神論、唯物論、進化論はみな、唯一の創造主から引き離し、自己中心のブラックホールへと陥れる偽りの理論です。この詩篇62篇の作者の信仰のように、神様に応答することが出来る人は幸いです。これからの若い人たちに、聖書の創造論の真理を伝えるために、祈りをもって進みましょう。また、そのために、創造主なる神様から知恵を戴き、教会の中でも工夫しながら、分かち合いたいと思います。NCSの先生方にも、子供たちに教えるために、知恵が与えられますように、ともにお祈りいたします。主がNCSの先生方を祝福してくださいますように。
清宣教師